Microsoft、「Visual Studio Code」向けJava拡張機能の「May 2020」アップデートをリリース:パッケージ名のリファクタリングが容易に
Microsoftは、「Visual Studio Code」でJavaアプリケーションの作成、テスト、デバッグを進めるための一連の拡張機能を含む「May 2020」アップデートをリリースした。
Microsoftは2020年6月1日(米国時間)、ソースコードエディタ「Visual Studio Code」(以下、VS Code)でJavaアプリケーションの作成、テスト、デバッグを進めるための一連のJava拡張機能を含む「May 2020」アップデートをリリースした。
May 2000アップデートに含まれる主な改良点は次の通り。
ステータスバーにJava言語レベルを表示
VS CodeのステータスバーにJava言語レベルを直接表示できるようになった。ステータスバーのJava言語レベルをクリックすると、「java.configuration.runtimes」設定が開き、JDKの設定を決定できる。この機能を利用するには、「Language Support for Java」拡張機能の最新版をインストールし、アクティブエディタータブを「.java」ファイルに設定する必要がある。
パッケージ名のリファクタリング
VS Codeのエクスプローラビューでフォルダ名を変更すると、パッケージのリファクタリング設定を求められるようになった。リファクタリングによる変更を常に自動的に適用するか、常に適用前に変更をプレビューするか、どちらかを選択する。
この挙動は、「java.refactor.renameFromFileExplorer」設定で制御されている。オプションは次の4つある。
- never ファイルエクスプローラでの名前変更操作に伴うリファクタリングを有効にしない
- autoApply インポートとパッケージ宣言を常に自動的に更新する
- preview 常に変更を適用前にプレビューする
- prompt リファクタリングのプレビューを省略するかどうかをユーザーに確認する
プロセスIDによるデバッガのアタッチ
「Debugger for Java」拡張機能が、プロセスIDによるデバッガのアタッチをサポートした。この新機能を利用するには、デバッガ拡張機能の最新版をインストールし、デバッガ構成に「java: Attach to Process」オプションを追加する。これにより、デバッガの実行時に、デバッガをアタッチしてデバッグするプロセスを選択するよう求められる。
その他の主な改良点
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