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攻撃の発見、対処、報告の流れを体験しながら学べる「サイバーセキュリティオンライン講座」をNECが提供開始:オンラインでも集合研修に近い演習が可能
NECは、オンライン講座「実践!サイバーセキュリティ演習-インシデントレスポンス編-」の提供を開始する。クラウド上に構築した演習環境で、攻撃痕跡の調査や対策について学べる。
NECは2021年1月5日、オンライン講座「実践!サイバーセキュリティ演習-インシデントレスポンス編-」の提供を開始すると発表した。サイバー攻撃の発見から対処、報告までの一連の流れを、体験しながら学べる。
同講座は、企業や官公庁などの情報システム管理者、情報セキュリティやCSIRT(Computer Security Incident Response Team)の担当者などが対象。クラウド上に構築した演習環境で、攻撃痕跡の調査や対策について学べる。オンライン講座だが集合研修に近い形式で、講師と受講者、受講者同士で双方向コミュニケーションが可能だ。
実践的サイバー防御演習「CYDER」のノウハウを活用
NECは、総務省と情報通信研究機構(NICT)が運営する「実践的サイバー防御演習(CYDER:Cyber Defense Exercise with Recurrence)」を支援しており、今回のオンライン講座は「こうしたノウハウを活用して独自に開発した」という。
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