無料で受講できる「無線LANのセキュリティ入門」 総務省が開講:「サイバー攻撃の踏み台にされる懸念がある」
総務省は、オンライン講座「これだけは知っておきたい無線LANセキュリティ対策」を開講する。無線LANのセキュリティ対策に関する周知啓発が目的で、全11回に分けて無線LANを利用する際のリスクや、適切なセキュリティ対策の方法を動画で解説する。
総務省は2021年2月8日、オンライン講座「これだけは知っておきたい無線LANセキュリティ対策」を同年2月12日に開講すると発表した。ドコモgaccoが運営するオンライン講座プラットフォーム「gacco」で、動画コンテンツを配信する。
無線LANのセキュリティ対策に関する周知、啓発が目的
総務省によると「自宅や外出先で無線LANが当たり前に使われるようになり、観光や防災の観点からも無線LANは普及している。だが、中にはセキュリティ対策が不十分なものもあり、サイバー攻撃の踏み台にされたり、情報漏えいが発生したりする可能性がある」という。
今回のオンライン講座は無線LANのセキュリティ対策に関する周知、啓発が目的。全11回の講座を予定しており、無線LANを利用する際のリスクや、適切なセキュリティ対策の方法を動画で解説する。
第1回〜第4回は無線LAN、公衆無線LANを利用する際のリスクの事例を紹介。第5回〜第8回で具体的なセキュリティ対策の方法を紹介する。第9回以降は講義のフォローアップとしてWi-Fiの最新規格「Wi-Fi 6」セキュリティ対策、提供者視点からみた無線LAN、公衆無線LANセキュリティなどを解説する予定だ。
開講期間は、2021年2月12日〜同年3月24日。標準的な学習期間は2週間。受講後に実力テストとして6問の選択式問題が出題される。登録料や受講料は無料だが、gaccoへの会員登録と受講登録が必要。
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