ニュース
KandaQuantumが「タスクを入力するだけで最適な担当者に割り当てるツール」を開発:ディープラーニングと量子アニーリングを利用
KandaQuantumは、タスクを入力するだけで適切な担当者に割り当てるツール「calqtask」を開発した。業務のタスクを文章で入力すると、そのタスクの内容を判別し、処理する人材を適切に割り当てる。判別と割り当ての処理にはディープラーニングと量子アニーリングを利用している。
KandaQuantumは2021年7月20日、業務のタスクを適切な人材に割り当てるツール「calqtask」を開発したと発表した。
calqtaskは、業務のタスクを文章で入力すると、そのタスクの内容を判別し、適切な担当者に割り当てるマッチングツール。ディープラーニングと「組合せ最適化問題」の近似解を求める手法「量子アニーリング」を利用しており、ディープラーニングで自然言語を処理し、量子アニーリングによって「タスクに最適な人材」を割り当てる。
「タスクを入力するだけで担当の割り振りとスケジューリングが可能」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- NECがアニーリングマシンを活用した量子コンピューティングサービスを提供開始
NECは、NECベクトル型スーパーコンピュータ「SX-Aurora TSUBASA」で稼働させるアニーリングマシンを活用して、組み合わせ最適化問題の解決を目的とした共創サービスの提供を始める。アニーリングマシンに向けて、独自アルゴリズムを開発した。 - NVIDIAのGPU4基で「1秒間に1兆の解を探索」 広島大学の研究グループが高速探索手法を開発
広島大学大学院の教授である中野浩嗣氏らの研究チームは、組み合わせ最適化問題の解を高速に探索する新しい計算方式「アダプティブ・バルク・サーチ」を開発した。著名な組み合わせ最適化問題である「最大カット問題」「巡回セールスマン問題」「ランダム問題」について、いずれも1秒以内で最適解が得られたという。 - AWS、量子アルゴリズムの探索と設計を支援するマネージドサービス「Amazon Braket」を正式リリース
Amazon Web Services(AWS)は、量子アルゴリズムの探索と設計を支援するマネージドサービス「Amazon Braket」の一般提供を開始した。