副業収入の月平均が最も高い地域は「東海」 パーソルキャリアが実態調査の結果を発表:10万円以上稼ぐ人の割合は34.4%
パーソルキャリアは副業実態を発表した。副業が認められていると回答した人の割合は23.3%で、副業を「現在している」と回答した割合は8.0%、10万円以上稼ぐ人の割合は34.4%だった。
パーソルキャリアは2021年10月15日、地域別の「副業実態」を発表した。これは同社が実施した「副業、いつやっていくら稼いでる?2021年 最新の実態調査」のデータを地域別に分析したもの。
調査対象は正社員として働く22〜59歳の男女で、1万5000人から有効回答を得た。
副業収入の月平均は約17万円
調査結果によると「副業が認められている」と回答した人の割合は23.3%。最も副業が認められている地域は「関東」で26.6%、次いで「九州・沖縄」の24.7%、「関西」の22.9%だった。
「現在、副業をしている」と回答した人の割合は8.0%、「検討している」は17.8%だった。副業をしている人の割合が最も高かった地域は「北信越」で9.7%。次いで、関西と「中国・四国」がどちらも8.6%、関東が8.4%だった。
副業収入の月平均は16万6800円。10万円以上稼ぐ人の割合は34.4%だった。副業の収入が最も高い地域は「東海」で、22万6600円。次いで「北海道」が21万3600円、関東が20万3900円だった。
これらの地域で副業収入が高い理由としてパーソルキャリアは、「株/FX」の取引をしている人の割合が高いことを指摘する。株やFXを利用している人の割合を地域別に見ると、トップは東海の25.9%、2位は北海道の25.6%で、副業月収の1位、2位と一致している。
副業をやって良かった点では、「収入増」を挙げる人の割合が77.5%で最も高かった。「収入増を挙げた割合」が最も高かった地域は東海で89.0%となっており、名古屋国税局の発表によると、東海4県(愛知、岐阜、三重、静岡)では、2020年の雑所得が2019年よりも16.2%増加していた。
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