67%が「前職よりも給与が上がった」 アデコが「未経験のエンジニア転職」に関する調査結果を発表:20歳代の転職が最も多い
アデコは「未経験のエンジニア転職」に関する調査結果を発表した。異業種からエンジニアに転職した人の平均年齢は29.5歳で、「前職よりも給与が上がった」と回答した割合は67%だった。
アデコは2021年10月12日、「未経験のエンジニア転職」に関する調査結果を発表した。それによると、異業種からエンジニアに転職した人の平均年齢は29.5歳で、エンジニアに関心を持った理由のトップは「仕事内容が面白そう」だった。
調査対象は未経験からエンジニアに就職、転職した20〜50歳代男女で、500人から有効回答を得た。
「事務」や「営業」からの転職が多い
未経験でエンジニアに転職した人を年代別に見ると20歳代が最も多く、62%だった。30歳代は26%、40歳代以上は12%だった。
エンジニアになる前の雇用形態は「正社員」が78%と最も多かったが、「パート・アルバイト」(12%)や「契約社員」(10%)からエンジニアにキャリアチェンジした人も一定数いることが分かった。
前職の職種について聞くと「事務・オフィス」が21%、「営業」が20%、「販売」が13%、「工場・製造」が11%、「専門職」が10%、「サービス」が10%、「Webクリエイター」が8%と、さまざまだった。
エンジニア職を目指したきっかけについて聞くと「仕事内容が面白そう」と回答した割合が最も高く、51%(複数回答、以下同)を占めた。次いで「やりがいがありそう」が32%、「将来性が高そう」が26%、「新しいスキルが身に付きそう」が25%、「安定した収入を得られそう」が24%だった。
実際に転職してどうだったか聞くと84%が「仕事内容が面白いと感じた」と回答し、「やりがいが大きいと感じた」も82%を占めた。さらに転職前の仕事と比べると、「新しいスキルが身に付いた」(91%)、「将来性が高い業界・仕事だと感じた」(82%)、「キャリアビジョンが実現できた」(76%)といった回答が挙がった。また、「前職よりも給与が上がった」と回答した割合は67%、「前職よりも収入が安定した」は73%に上った。
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