「SQL Best Practice Assessment」でAzure仮想マシン上のSQL Serverを評価する:Microsoft Azure最新機能フォローアップ(166)
Microsoftは2022年3月17日(米国時間)、2021年11月からプレビュー機能として提供していたAzure仮想マシン上のSQL Server用「SQL Best Practice Assessment」の一般提供を発表しました。この機能を利用すると、Azure仮想マシンで稼働するSQL Serverの構成がMicrosoftのベストプラクティスに準拠しているかどうかを自動または手動で評価できます。
SQL Serverの管理に特化したAzureポータルの「SQL仮想マシン」
「SQL Best Practice Assessment」の一般提供(GA)のアナウンスと、使用方法については、以下のブログおよびドキュメントで説明されています。この機能は、Azureポータルの「SQL仮想マシン(SQL Virtual Machine)」ブレードに統合された、Microsoft Azure上の「SQL Server」の管理に特化した機能です。
- GA:SQL best practices assessment for SQL Server on Azure VMs[英語](Microsoft Tech Community)
- SQLAzure VMs SQL Serverの評価(Microsoft Docs)
「SQL仮想マシン」ブレードは、Azure仮想マシンで動作するWindowsおよびLinux上のSQL Serverインタンスの構成や更新プログラムの管理、バックアップの管理、セキュリティの管理などを、集中的に、自動化された方法(手動も可)で行えるようにしたものです。「SQL仮想マシン」ブレードからAzure仮想マシンを新規デプロイしたり、既存の稼働中のAzure仮想マシンを自動登録(再起動やリセット不要)したりすることもできます(画面1、画面2)。
いずれの場合も、仮想マシンには「SQL Server IaaS extension(SqIaasExtention)」と「Microsoft Monitoring Agent(MicrosoftMonitoringAgent)」の拡張機能がインストールされて適切に構成されます。
ベストプラクティスで評価し、対処方法を調べるには
SQL Best Practice Assessmentは、「SQL Server 2012」以降の評価に対応しており、「SQL仮想マシン」の仮想マシンページの「設定」下にある「SQL Best Practice Assessment」から有効化できます(画面3)。
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