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2010〜2022年のWebサーバシェアランキング上位7製品、Q-Successが調査:「Cloudflare Server」「LiteSpeed」が躍進
Q-Successは、2010年から2022年3月までの間に、使用サイト数に基づくWebサーバの上位7製品がどのように入れ替わり、それぞれの市場シェアがどのように推移したかを示すアニメーション動画を公開した。
ソフトウェア品質管理コンサルティングやインターネットベースの各種サービスを手掛けるQ-Successは2022年3月21日(米国時間)、2010年から2022年3月までの間に、使用サイト数に基づくWebサーバの上位7製品がどのように入れ替わり、それぞれの市場シェアがどのように推移したかを示すアニメーション動画を公開した。
Q-SuccessはWeb技術調査サービス「W3Techs - World Wide Web Technology Surveys」を提供しており、同サービスのWebページではさまざまなWeb技術のカテゴリーごとに、使用率や市場シェアといった統計データを毎日更新している。
2010年1月時点でのWebサーバ市場シェアは「Apache」が68%で大きくリードし「Microsoft-IIS(インターネットインフォメーションサービス)」は19%で「Nginx」は4%にとどまっていた。
だが、その後はApacheが一貫してシェアを落としたのに対し、Nginxはシェアを伸ばし続けた。2021年5月に両者はともに33.8%を占め、わずかな差でNginxが初めて首位、Apacheが2位となった。それ以降はNginxが首位を維持している。2022年までの数年間は「Cloudflare Server」や「LiteSpeed」の躍進も目立っている。
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