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DXとは「ペーパーレス化」「システムのクラウド化」? ノークリサーチがDXの取り組みに関する調査結果を発表「ユーザー企業の“DXに対する認識の広がり”を踏まえた提案が必要」

ノークリサーチはDXソリューションを導入する際の課題に関する調査結果を発表した。既にDXに取り組んでいる企業と、今後取り組む予定の企業で「DXの意味」の捉え方に若干の違いがあることが分かった。

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 ノークリサーチは2022年5月23日、DX(デジタルトランスフォーメーション)ソリューションを導入する際の課題に関する調査結果を発表した。この調査は全国の年商500億円未満の企業を対象に実施し、700社から有効回答を得た。

58.7%が「DXとはペーパーレス化のこと」と回答

 「DXが意味するもの」について聞くと「今後DXに取り組む予定の企業」と「既にDXに取り組み中の企業」で回答に若干の違いが見られた。

 業務に関連する項目については、DX取り組み中の企業で「ペーパーレス化を進める」という回答が最も多く、58.7%(複数回答、以下同)だった。次いで「社内の慣習を改革する」(37.8%)、「テレワークを推進する」(35.7%)などが挙がった。今後DXに取り組む企業で最も多い回答は「ペーパーレス化を進める」で36.6%だった。次いで「顧客との関係性を深める」(26.6%)、「社内の慣習を改革する」(25.6%)となっている。

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DXとは何か(提供:ノークリサーチ

 システムに関連する項目については、DX取り組み中の企業で最も多い回答は「業務の自動化を推進する」で48.7%だった。次いで「システムをクラウド化する」(47.8%)、「システムを統合/刷新する」(41.3%)だった。今後DXに取り組む企業では「システムをクラウド化する」が最も多く、30.3%で、「業務の自動化を推進する」(26.3%)、「システムを統合/刷新する」(20.3%)と続いた。

 ノークリサーチは「ペーパーレス化やクラウド化、業務の自動化などに加えて、社内の慣習改革などユーザー企業の“DXに対する認識の広がり”を踏まえたソリューションを提案する必要がある」と指摘している。

DXソリューション提案を阻む壁とは

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