ニュース
「自社はレガシーの制約を受けずにクラウドを導入できる」は42% WorkdayがDXに関する調査報告書を発表:DXを阻む最大の障壁とは
Workdayは、DXに関する調査報告書を発表した。財務、人事、ITという3つの事業部門ごとに、新型コロナウイルス感染症が企業のDXの取り組みに与えた影響を調べた。
Workdayは2022年5月20日、DX(デジタルトランスフォーメーション)に関する調査報告書「Closing the Acceleration Gap: Toward Sustainable Digital Transformation(デジタルアクセラレーションギャップを埋める:持続可能なデジタルトランスフォーメーションに向けて)」を発表した。
この調査は北米、欧州、アジア太平洋地域の13産業のシニアビジネスリーダーを対象に、財務、人事(HR)、情報技術(IT)という3つの事業部門で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が企業のDXの取り組みに与えた影響を調べたもの。1150人から有効回答を得た。
“ギャップ”を解消するために実施している取り組み
DXの課題について聞くと「財務や人事、IT部門のリーダーはDXの重要性を認識しているものの、デジタル戦略が常にビジネス需要に追い付いていない」と回答した割合は55%だった。
Workdayはこの結果について「デジタルアクセラレーション(デジタル化への取り組みの加速)のギャップが拡大しており、それに対応するために必要な技術やプロセスを上回る速さでビジネスニーズが変化している」と指摘する。こうしたデジタルアクセラレーションのギャップを解消するために、各事業部門のビジネスリーダーがどういった取り組みをしているか聞いたところ、次のような回答があった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 自社のDXには「絶対に関わりたくない」が14% ドリーム・アーツがDXに関する調査結果を発表
ドリーム・アーツは「DXへの認識」に関する調査結果を発表した。自身が勤める企業がDXに取り組んでいるかどうか「分からない」と回答した人の割合は44%で、会社が進めるDXに「絶対に関わりたくない」と回答した割合は14%だった。 - DXとは「ペーパーレス化」「システムのクラウド化」? ノークリサーチがDXの取り組みに関する調査結果を発表
ノークリサーチはDXソリューションを導入する際の課題に関する調査結果を発表した。既にDXに取り組んでいる企業と、今後取り組む予定の企業で「DXの意味」の捉え方に若干の違いがあることが分かった。 - ITマネジャーはクラウドネイティブ思考をどう活用すればいい?
本連載では、忙しいITマネジャーのために、クラウドネイティブを本質から解説している。第1回は「クラウドネイティブ思考」を解説したが、今回はそれをどう活用できるかについて、例を使って説明する。