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受験対策としてプログラミングを学ぶ生徒が増加か 2022年プログラミング教育市場規模を調査:社会人向けの情報教育市場も活性化
GMOメディアは「2022年プログラミング教育市場規模調査」の結果を発表した。それによると2022年のプログラミング教育市場規模は302億円だった。
GMOメディアは2022年6月20日、船井総合研究所と共同で実施した「2022年プログラミング教育市場規模調査」の結果を発表した。これはプログラミング教室事業者からのヒアリングやプログラミング教室数と教材費、毎月支払われる受講料から、個人を対象としたプログラミング教育の市場規模を予測したもの。
プログラミング教育市場は302億円
調査の対象には学習指導要領に基づいた小中学生向けのプログラミング教育と情報I・情報IIに関わる教育が含まれる。2022年の情報教育市場全体の規模は1778億円で、内訳は、高等教育機関での情報教育市場(大学)が1219億円、高等教育機関での情報教育市場(専門学校)が256億円、子ども向けプログラミング教育市場が199億円、社会人向け情報教育市場が103億円となっている。なお、プログラミング教育市場は、子ども向けプログラミング教育市場と社会人向け情報教育市場を合わせたもので、2022年の規模は302億円となった。
IT技術者不足で社会人向けの情報教育市場も活発
子ども向けプログラミング教育市場は、対前年比13.2%増と大幅に成長しており、GMOメディアは「小学校でのプログラミング教育必修化を背景に拡大を続けている。プログラミング教室に通うのは小学生が中心だが、より専門的な知識の習得を目的とした中学生の受講者数が増えている」と分析している。
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