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マルチテナントの経済性と厳格な機密要件を両立するMicrosoft Azureの「コンフィデンシャルVM」とは:Microsoft Azure最新機能フォローアップ(176)
Microsoftは2022年7月20日、Azure仮想マシンの新しい「DCasv5」および「ECasv5」シリーズと、これらのシリーズで選択可能な「Azure Confidential VM」の一般提供を開始しました。コンフィデンシャルVMは、セキュリティと機密性の要件が特に高い顧客向けのIaaSであり、Microsoft Azureのプラットフォームやクラウドオペレーターからも強力に保護されます。
ハードウェアベースの新たなセキュリティ境界の意味
Microsoft Azure仮想マシンの新しいシリーズ、汎用(はんよう)向け「DCasv5」およびメモリ最適化コンピューティング向け「ECasv5」は、Azureコンフィデンシャルコンピューティングの新サービス「Azure Confidential VM(コンフィデンシャルVM、機密の仮想マシン)」(以下、コンフィデンシャルVM)に対応したもので、セキュリティと機密性の特に高い仮想マシンのデプロイと実行を可能にします。
- General availability: Azure confidential VMs(DCasv5/ECasv5-series VMs)[英語](Microsoft Azure)
- Azureのコンフィデンシャルコンピューティング(Microsoft Azure)
コンフィデンシャルVMは、第3世代のAMDプロセッサが備える「AMD Secure Encrypted Virtualization-Secure Nested Paging(SEV-SNP)」テクノロジーを活用して、ハードウェアベースの強力なセキュリティ境界を提供します。仮想マシンのゲストOS側はWindowsおよびLinux標準のセキュリティ機能と連携するため、OSやアプリケーションのコードを変更することなく、高いセキュリティで保護されたコンピューティング環境を導入できます。
- AMD Infinity Guard(AMD)
コンフィデンシャルVMでは、以下のセキュリティ機能が有効または利用可能です(画面1)。
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