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1000人の人事担当が激白、「うちの会社は若手、中堅層が少なく、高年齢層が多い」 パーソルホールディングス思った通り?

パーソルホールディングスは、人的資本経営に向けたダイバーシティーとインクルージョンに関する企業の取り組みの実態調査の結果を発表した。女性活躍の推進と外国人採用に「取り組めている」と回答した企業の割合は、どちらも50%を超えていた。

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 パーソルホールディングスは2023年1月13日、人的資本経営に向けたダイバーシティーとインクルージョン(以下、D&I)に関する企業の取り組みに関する実態調査の結果を発表した。

 この調査は、1年以内に人事、採用関連の業務について「最終決裁をする立場」または「選択肢を絞り込む立場」にあった人を対象に実施し、1000人から有効回答を得た。

30%以上の人事担当者が「若手層が少ない」と回答

 調査結果によると、D&Iの指標化項目として、年齢割合や性別割合について「指標化している」と回答した企業の割合は、いずれも3割強。中でも管理職について年齢割合を指標化している企業は32.8%、管理職について性別割合を指標化している企業は31.6%と、比較的高かった。

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D&Iに関する指標を設定している企業の割合(提供:パーソルホールディングス

 従業員の年齢構成について最も多かったのは「高年齢層が多い」で、32.5%だった。次いで、「若手層が少ない」が31.4%、「中堅層が少ない」が31.0%だった。「特に偏りはない」と回答した企業は5.8%と最も少なく、高年齢化が進んでいる企業が多いことが明らかになった。

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従業員の年齢構成(提供:パーソルホールディングス

 女性活躍推進の取り組み状況について聞くと、「十分に取り組めている」と回答した企業の割合は11.6%、「ある程度取り組めている」は46.4%だった。また、外国人採用の取り組み状況については「十分に取り組めている」は9.6%、「ある程度取り組めている」は40.6%となっていた。企業規模別に見ると「取り組めている」と回答した企業の割合は、超大手企業の64.9%に対して大手、中堅企業は46.2%、中小企業は39.5%となっており、企業規模が大きいほど積極的に取り組みを進めていることが分かった。

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外国人採用の取り組み状況(提供:パーソルホールディングス

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