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AI時代に法務担当者が対応すべきリスク管理、ガバナンスとは 重要事項をGartnerが解説:AI規制を前に企業法務が取り組むべき4つの重要領域
「ChatGPT」や「Bard」などの大規模言語モデルに関する規制やガバナンスが問題になる中、Gartnerは、法務顧問や法務担当者が取り組むべき4つの重要な分野を特定し発表した。
「ChatGPT」や「Bard」などの大規模言語モデル(LLM)に関する規制やガバナンスが問題になる中、Gartnerは2023年6月29日(米国時間)、法務顧問や法務担当者が取り組むべき4つの重要な分野を特定し発表した。
Gartnerのリサーチ担当シニアプリンシパルを務めるローラ・コーン氏は「多くの地域で法律が施行されるのは2025年以降になる可能性があるが、企業の法務部門の責任者は法規制が最終的な形になる前に社内の法規制に着手する必要がある」と述べる。Gartnerが挙げる企業の法務部がAI(人工知能)の監視を確立するためのアクションは次の4点だ。
1.AIの使用に透明性を組み込む
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