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Microsoftによるブロード展開を待たず、すぐにWindows 11 バージョン23H2にアップデートする最も簡単で最も時間のかからない方法企業ユーザーに贈るWindows 11への乗り換え案内(27)

もし、Windows 11を実行するデバイスが、Homeエディションではなく、Pro以上のエディション(Pro、Enterprise、Educationなど)であるなら、企業向けに古くから用意されている「グループポリシー」設定を使用して、新バージョンがリリースされたその日に機能更新プログラムを受け取ることができます。今回は、企業ユーザー向けではなく、企業向けエディションを利用している個人ユーザー向けの内容になります。

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「企業ユーザーに贈るWindows 11への乗り換え案内」のインデックス

企業ユーザーに贈るWindows 11への乗り換え案内

有効化パッケージによるアップデートをオススメする理由

 個人で「Windows 11 バージョン22H2」デバイスを使用している場合、最新の「Windows 11 バージョン23H2(Windows 11 2023 Update)」にアップデートする最も簡単で短時間で済む方法は、Windows Update経由で「Windows 11, version 23H2」が利用可能になるのを待つことです(画面1)。

画面1
画面1 Windows 11 バージョン22H2のデバイスは「更新プログラムのチェック」をクリックすることで、Windows 11 バージョン23H2にいち早くアップデートできる

 Windows 11 バージョン23H2の機能更新プログラムは、Windows 11 バージョン22H2に対しては小さな「有効化パッケージ形式」(Feature Update for Windows 11 23H2 via Enablement Package〈KB5027397〉)で提供されます。「C:\Windows\SoftwareDistribution\Download」フォルダ下に展開され、ダウンロード直後のサイズは100MB程度でした。実際にダウンロードされるパッケージのサイズはそれ以下の数十KBです。

 Windows 11のバージョン22H2とバージョン23H2は、OSのコアが共通(NI_RELEASE)であり、少なくとも2023年10月のセキュリティ更新プログラムまでが適用されていれば、有効化パッケージを使用したWindows 11 バージョン23H2への切り替えの準備はできています。有効化パッケージは、無効化されている新機能を有効化し、バージョンとビルドをそれぞれ22H3と22631に切り替えます。ちなみに、Windows 11 バージョン22H2の2023年10月のセキュリティ更新プログラムではOSビルドが「22621.2428」に更新されます。そして、Windows 11 バージョン23H2のGA(一般提供)ビルドは「22631.2428」です。

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