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「オンプレミスの保守担当不足」がハイブリッドクラウド導入の障壁になっている ノークリサーチ:ハイブリッドクラウドに関する調査結果を発表
ノークリサーチは、ハイブリッドクラウドの活用状況に関する調査結果を発表した。ハイブリッドクラウドの課題として「(オンプレミスとクラウドの)データ連携」「使い分け」「通信品質」などが挙がった。
ノークリサーチは2024年3月18日、「中堅中小企業におけるハイブリッドクラウドの適用状況と解決すべき課題」を発表した。これは中堅中小企業と大企業を対象に、ハイブリッドクラウドの導入状況について調査した結果をまとめたもの。700社から有効回答を得た。
「オンプレミスとクラウドの使い分けが難しい」
調査ではハイブリッドクラウドを「1つの業務システムで、オンプレミスとクラウドの双方を併用している状態」と定義している。
中堅中小企業(年商500億円未満)のハイブリッドクラウドの適用状況(導入状況)を年商別に見ると、年商5億円未満の小規模企業は「不要」が26.8%、「判断不可」が39.5%だった。一方、年商5億円以上の企業ではこれらの割合は低くなっている。年商50億円以上の企業に限れば、約3割が「適用済み(導入済み)」だった。
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