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リスク管理担当者の約65%が「業務のDX化」を待望 アトミテック委託先リスク管理に関する実態調査結果を発表

アトミテックは、委託先リスク管理に関する実態調査の結果を発表した。多くの企業が何らかの委託先でのインシデントを5年以内に経験していることが分かった。

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 アトミテックは2024年4月16日、委託先リスク管理に関する実態調査の結果を発表した。この調査は全社の委託先に対してリスク管理業務(リスク評価、棚卸し、監査)を担う人を対象に実施し、300人から有効回答を得た。

チェックシートによるリスク管理が主流

 調査結果によると66.0%の企業が「委託先に関連する何かしらのインシデントを5年以内に経験した」と回答した。インシデントで最も多かったのは「納期遅れ」(33.3%)で、次いで「未納品、納品物の不足」(27.3%)、「個人情報の漏えい」(19.3%)、「機密情報の漏えい」(17.0%)が続いた。

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5年以内のインシデント発生率(提供:アトミテック

 委託先や取引先のリスクをどのように評価しているかを聞いたところ、71.7%の企業がチェックシートを使っていた。質問数は、11〜20問が最も多く(28.4%)、平均は31問だった。委託先リスク管理に関する課題としては「人手不足」が最も多く、71.3%。次いで「チェックシートの回答確認や委託先とのやりとりに時間がかかる」(68.4%)、「DX(デジタルトランスフォーメーション)化ができていない」(66.6%)が上位を占めた。

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委託先リスク管理に関する課題(提供:アトミテック

 アトミテックは「委託先や取引先のリスク評価は避けることはできないが、ツールを使って手間や工数を削減することによって効率的に業務を回せる。また、コア業務やより積極的なリスク対策にリソースを割けるようにもなる」としている。

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