連載
ストレージなんて見たことがない――基礎から学びたい人の「ブロックストレージ」超入門:AWSで学ぶクラウド時代のサーバ&ストレージ基礎知識(2)(2/4 ページ)
これまであまり物理的なサーバとストレージに触れてこなかった方を対象に、AWSを用いてサーバとストレージの基礎知識を解説する連載。第2回は、Amazon EC2向けのストレージサービス「Amazon EBS」を詳しく解説する。
企業向けブロックストレージの基礎
ここまで、ブロックストレージの概要を簡単に解説しました。ここからは、企業向けの一般的なブロックストレージで実装されている基本的な機能を解説していきます。まずは、ブロックストレージ機能を提供する企業向けストレージシステムの物理的および論理的なコンポーネントを説明します。
ストレージシステムは、サーバからのI/Oを受け取り、HDDやSSDに対してその処理を実行することが基本機能です。つまり、「データの読み書きをサービスとして提供しているサーバ」といえます。物理的なストレージシステムでは、高い信頼性とパフォーマンスを実現するため、CPUやキャッシュメモリ、そしてI/Oモジュールを持つ「ストレージコントローラー」と呼ばれるコンポーネントと、HDDやSSDを複数搭載した「シェルフ(またはエンクロージャ)」と呼ばれるコンポーネントで構成されています。
主要なコンポーネントについて詳しく見ていきましょう。
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