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アニメ「こうしす!」に学ぶ、「セキュリティとAI」の未来を予想しながら今からできるリスク対策とはITmedia Security Week 2024 春

2024年5月29日、アイティメディアが主催するセミナー「ITmedia Security Week 2024 春」で、テレビ放送も行われたアニメ作品「こうしす! こちら京姫鉄道 広報部システム課」の監督・脚本を務める、京姫鉄道 代表社員CEO 井二かける氏が「AIブームとセキュリティ、アニメ『こうしす!』監督が考える今と未来」と題して講演した。ブームとなっているAIの業務活用にはリスクもあり、仮に全面禁止してもシャドーITのリスクがある。講演で井二氏は「AIに関する数々のリスクとどのように向き合えばよいのか」について、現場の視点と「こうしす!」流の未来予想を交えて解説した。

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 「こうしす!」は技術系コメディー自主制作アニメとしてYouTubeで公開されているだけでなく、映像、音声そして素材に関してもクリエイティブ・コモンズ表示 4.0 国際ライセンスの下で公開されており、「Enterprise Edition」として商用利用も可能なアニメーションだ。

 その内容はエンジニアにとって身近なもので、セキュリティに親しむ上でのヒントがたくさん隠れている。@ITでも「支線」が連載されており、読者には既になじみの深い作品かもしれない。講演直後には地上波でも放送が開始されたばかりだ。監督・脚本を担当する井二氏は、「物語の力で、IT・セキュリティをもっと楽しく」をモットーに活動している。


「こうしす!」とは

 井二氏は「AIブームとセキュリティ」というテーマで講演を準備するに当たり、生成AI(人工知能)に講演のアジェンダを作成させたという。本稿でも、そのアジェンダに従い、「生成AIの現状と企業での活用事例」「生成AIがもたらすセキュリティリスク」「リスクに向き合うための戦略」「未来予想と展望」の順で講演内容を要約する。

生成AIの現状は?

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