中高生にとって「エンジニア」は将来の夢になり得るか レバテックが調査結果を発表:「どんな仕事をしているか知らない」が過半数
レバテックは、中高生を対象に実施したエンジニア職に関するイメージ調査の結果を発表した。半数以上がエンジニアの仕事内容を具体的に知らなかったものの、エンジニアを知っている中高生の約4人に1人が「将来エンジニアを目指したい」と回答していた。
レバテックは2024年7月30日、中高生326人(中学生165人、高校生161人)を対象に実施したエンジニア職に関するイメージ調査の結果を発表した。それによると、中高生の半数超がエンジニアの仕事内容を具体的に知らなかったものの、エンジニアを知っている中高生の約4人に1人が「将来エンジニアを目指したい」と回答した。
「エンジニアを目指したい」と考える理由は?
中高生が憧れている職業を見ると、「社会に必要とされている仕事」が最も多く、45.4%(複数回答、以下同)。次いで「専門知識や技術を必要とする仕事」(44.5%)、「人の役に立つ仕事」(41.1%)が上位を占めた。
エンジニアという職業については「名前は知っているが、どんな仕事をしているかは知らない」と回答した人の割合が56.7%、「どんな仕事をしているかも知っている」は32.2%だった。エンジニア職のイメージについては、エンジニアという職業を知っている人の73.4%(複数回答)が「専門性の高い職業」と回答した。そして、「資格が必要な職業」と回答した人の割合は31.4%、「高収入を期待できる」は22.8%、「社会的需要が高い」は20.3%で、エンジニア職に対してポジティブなイメージを持っていることが分かった。
一方、エンジニアという職業を「とても目指したい」と回答した人の割合は、エンジニアという職業を知っている人の3.8%、「どちらかというと目指したい」は24.8%。エンジニアを目指したい理由では、「自分が作ったもので社会に貢献したい」(43.4%、複数回答、以下同)、「世の中にないものを作り出したい」(42.2%)、「自分が作ったもので誰かを喜ばせたい」(38.6%)がトップ3を占めた。
これに対してエンジニアを目指したいと思わない理由では「プログラミングが難しいイメージがある」(52.2%、複数回答)、「何をしているのかイメージがつかない」(34.8%)、「長時間労働のイメージがある」(24.6%)が上位を占めた。
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