特集
子育てから学ぶ、チーミングのコツとよきフォロワーの在り方:仕事でも家庭でもよき「フォロワー」であれ(2/5 ページ)
報連相のタイミング、シングルタスクとマルチタスク、手段と目的――チームリーダー(奥さま)の下で子育てプロジェクトのメンバーになり、父はチーミングのベストプラクティスを学んだ。
何事も「当事者意識」から
エンジニアの仕事も育児も、当事者意識を持つことが大切です。
なぜならば、人は自分の課題として捉えているものごとでないと、解決するためのアクションを取らないからです。無関心の先に発展はありません。当事者意識は、エンジニアに限らず全てのビジネスマン、全ての育児中の方々に意識してほしい視点です。
当事者意識を持つために必要な心構えを幾つか記します。
人任せにしない
身の回りで起こること全てを自分ごととして捉え、他人の責任にしない、これが当事者意識です。「他の誰かが解決してくれるだろう」という考え方が根底にあると、問題解決も他人任せにしてしまいがちです。
妻に私の当事者意識不足エピソードを聞いたところ、「仕事では不安だったら自発的に調べたり本を読んだりして工夫するのに、こと育児になると何も調べずに真っ先に私(妻)に聞いてくるのが、当事者意識がないと思った」という話が上がりました。
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