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なぜ、倒産寸前だった事務機屋は「働き方改革事例共有会社」に変われたのか:社長が求めているのは本当にPCなのか?(2/3 ページ)
ときは常に移ろう。オワコン産業企業は時代の変化にどう対応していくべきなのだろうか――。
まずは自分たちから「新しい働き方」にチャレンジ
顧客により良い働き方を提案するのであれば、まずは自分たち自身で「新しい働き方」にチャレンジする必要がある。
2016年当時、女性従業員が子どもの病気などで急に会社を休む状況が多く発生していた。また、インフルエンザなどで子どもが学校を休むと、看病のために長期間会社を休まざるを得ない。従業員数20人程度の規模では、1人が休むと周囲に与える影響が大きい。また、こうした状況が続くと、その気まずさから会社を辞めることにもつながりかねない。
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