db2 on Rails
DB2でさくさく実現するRESTfulなDBアプリ(3)

FirebugでRESTfulなDBアプリに挑戦!!

日本アイ・ビー・エム株式会社
Team Ruby
野間 愛一郎
2009/1/5

CRUDの実行1(Create)

 では、データの作成を試してみましょう。「コンソール」の「コマンドラインパッド」に以下を入力し、新規データを追加します(リスト9)。

 コマンドラインパッドが表示されていない場合は「オプション」の表示メニューをチェックします。

リスト9 「コマンドラインパッド」からデータを追加する 
ruby=movie.create({title:"test_title",year:"1968",category:"SF",desc:"<desc>test_description</desc>"})

 http://localhost:3000/movies にPOSTされたことが分かります(図6)。

図6 リスト9の操作に対するFirebugの表示

 さらに、「+」を展開すると、どのようなデータがPOSTされたかを確認することができます(図7)。

図7 Firebug上でPOSTの内容を確認する

 さらに「レスポンス」タブの「Load Response」ボタンをクリックすると、XMLインスタンスを確認することができます(図8)。

図8 レスポンスの内容を確認する

 また、Firebugの「DOM」ボタンをクリックし、「ruby」項目の「+」を展開すると、DOMでパースされたデータを確認することができます(図9)。

図9 DOMの表示

 このように、Jesterは、XMLベースでWebサーバにリクエストを行い、その結果をXMLベースで受け取り、JavaScriptのクラスにします。

 なお、環境構築後、初回のみエラーメッセージが出る場合がありますが、本稿で解説する作業には問題ありませんので、そのまま作業をすすめてください。

CRUDの実行2(Read)

 次に、入力したデータを参照してみましょう。リスト10の例にある129という値は任意のID値です。

リスト10 任意のIDの情報を取得(ここではID=129)
ruby=movie.find(129)

 http://localhost:3000/movies/129.xmlがGETされ、レスポンスとして、XMLが返ってきていることが分かります(図10)。

図10 リスト10を実行した際の「レスポンス」表示

 さらに、「ruby.title」「ruby.year」「ruby.category」「ruby.desc」とそれぞれ入力すると、それぞれの項目の結果が返ります(図11)。

図11 そのほかの情報も確認できる

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Index
DB2でさくさく実現するRESTfulなDBアプリ(3)
FirebugでRESTfulなDBアプリに挑戦!!
  Page 1
・Firebugを利用したデバッグ
・RESTの話をあらためて
 コラム1:Firebugの導入手順
・Rails環境の準備
  モデルの作成とデータベースへの反映|Webサーバの起動
  Page 2
・URIでCRUDを実現する
 コラム2:Webクエリを使用して、Excelからリソースへアクセスする
  Page 3
JavaScript(Jester)でリソースに直接アクセスする
・Jesterの準備
  レイアウトファイルの編集|Webサーバの再起動|modelクラスの宣言
  コラム3:JesterのJSONサポート
→ Page 4
 CRUDの実行1(Create)
  CRUDの実行2(Read)
  Page 5
  CRUDの実行3(Update)
   CRUDの実行4(Delete)

バックナンバー DB2でさくさく実現するRESTfulなDBアプリ



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