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解説
実例で学ぶASP.NETプログラミング
第12回 ユーザー・フレンドリな入力画面の構築
小田原 貴樹(うりゅう)
2004/04/24 |
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注文情報入力画面のデザインを作成する
注文情報入力画面ページのファイル名は「REG.ASPX」と指定している。デザイン作業を行う前に「Webフォーム」の追加処理を行っておいてほしい。それでは、以下の手順に従ってデザインを作成してほしい。
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注文情報入力画面のデザイン:手順1 |
画面下部のデザインを作成する。PIXフォルダ内の画像「bana5.gif」「img19.gif」をドラッグ&ドロップで画面上部に配置する。 |
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注文情報入力画面のデザイン:手順2 |
「御注文者情報」の入力部分を作成する。項目名のLabelコントロールと、実際の入力を行うTextBoxコントロールを配置する。各TextBoxコントロールのIDプロパティと項目名はそれぞれ「NAME」(お名前)、「YUBIN」(郵便番号)、「TKEN」(都道府県)、「TSIKU」(市区町村)、「TADDR」(それ以降の住所)、「TEL」(電話番号)、「EMAIL」(e-mail)とする(かっこ内が項目名)。 |
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注文情報入力画面のデザイン:手順3 |
「送先住所」の入力部分のデザインを作成する。デザインを整えるため、1列4行のテーブルを配置する。テーブルの1行目にPIXフォルダ内の画像「img20.gif」「img19.gif」をドラッグ&ドロップで配置する。 |
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注文情報入力画面のデザイン:手順4 |
テーブルの2行目に送先住所が別に存在するかどうかをユーザーが選択するためのRadioButtonListコントロールを配置する。RadioButtonListコントロールのコレクションは、インデックス0番のリスト項目のTextプロパティを「上記の住所に配送」、Valueプロパティを「1」、Selectedプロパティを「True」とし、インデックス1番のリスト項目のTextプロパティを「上記と別住所に配送(下の表にご記入ください)」、Valueプロパティを「2」、Selectedプロパティを「False」とする。RadioButtonListコントロールのIDプロパティは「OARL」とする。 |
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注文情報入力画面のデザイン:手順5 |
テーブルの3行目に「送先住所」の入力部分を作成する。各コントロールを配置するため、HTMLコントロールであるGridLayouyPanelコントロールをサーバ・コントロールとして追加し、IDプロパティを「OADR」とする。その上に配置する各TextBoxコントロールのIDプロパティと項目名はそれぞれ「NNAME」(お名前)、「NYUBIN」(郵便番号)、「NKEN」(都道府県)、「NSIKU」(市区町村)、「NADDR」(それ以降の住所)、「NTEL」(電話番号)、「NEMAIL」(e-mail)とする。また[入力内容の確認]のButtonコントロールを追加し、IDプロパティを「Check」とする。 |
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注文情報入力画面のデザイン:手順6 |
「御注文者様情報」部の[郵便番号から住所抽出]Buttonコントロールを追加する。IDプロパティは「POSTON1」とし、CausesValidationプロパティを「False」にする。 |
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注文情報入力画面のデザイン:手順7 |
「送先住所」部の[郵便番号から住所抽出]Buttonコントロールを追加する。IDプロパティは「POSTON2」とし、CausesValidationプロパティを「False」にする。また、各TextBoxコントロールのTabIndexプロパティを設定して、コントロールのタブ・オーダー(Tabキーで移動する順番)を調整する。このタブ・オーダーの設定では、単純に、上に配置したコントロールから順に数字を増やしていけばよい。 |
「御注文者情報」と「送先住所」は、内容そのものはまったく同じものだが、データベースではそれぞれ別に格納される。また、「送先住所」はユーザーの選択によって表示/非表示を切り替えなければならないので、テーブル(Tableコントロール)に格納している。
これで注文情報入力画面の基本となるデザインは完成したが、入力チェックを行うためにはRequiredFieldValidatorコントロールやRegularExpressionValidatorコントロールなどの入力チェック用のコントロールを追加する必要がある。その手順を次に解説する。
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