XML eXpert eXchange XML eXpert eXchange フォーラムでは、7月から8月にかけて、第1回目の読者調査を実施した。ここではその主な結果を紹介しよう。 ■ 仕事でのXML利用状況 XML eXpert eXchange フォーラム読者にXMLの利用状況を聞いたところ、「現在、XMLを利用したシステムの構築、運用をしている」と答えたのは14%にとどまった。ただし、「今後使う予定がある」「具体的な予定はないが検討中」との回答がそれぞれ2割を超え、まさにこれから成長期を迎えようとしている新技術の息吹を感じさせる結果となった。
しかし本当に注目すべきなのは、「仕事で使う予定はないが、個人的に勉強している」と回答した読者が、実に全体の40%にものぼるということかもしれない。XMLには、忙しいエンジニア諸氏をして、目前の仕事を超えて自己啓発を促す魅力があるのだろう。いったい、その魅力とはなんだろうか?まずはXMLの用途から明らかにしていこう。 ■ XMLのおもな用途 XMLは、おもにどのような用途に利用されているのだろうか。現在の用途をひとつだけ選択してもらった結果が図2である。これを見ると、受発注システムなどの「システム間のデータ交換フォーマット」という用途が、SGML以来の「文書系」やHTMLが開拓した「Web系」などの用途を明らかに上回っていることが分かる。
XMLは「次世代のプレーンテキスト」「21世紀のASCIIコード」などと呼ばれているが、どうやら、B2Bにおける交換フォーマットとして最もその威力を発揮するのではないか、というのが共通認識となっているようだ。“まもなくITビジネスのトランザクションは、すべてXMLという共通通貨によって流通するようになる”という予感の高まりが、多くのエンジニアを自己啓発に走らせているのかもしれない。 ■ XML についての興味・関心 最後に、XML について読者が今興味を持っている事柄を見てみよう。ここでは、3つまで選択可能とした複数回答であるが、「XMLとJavaの連携プログラミング」がトップに挙げられた。XMLとJavaの共通点が「Interoperability」であることを考えると、インターネット時代に相応しいこの組み合わせが、今後のシステム構築の中核を担っていく可能性は高いのではないだろうか。
調査概要
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