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cdma2000(Code Division Multiple Access 2000)
【シー・ディ・エム・エー・ニセン】

2001/01/13

 CDMA方式の移動体通信システムの一種。米国における第3世代移動体通信として開発された。IMT-2000(第3世代携帯電話)にも提案され、正式な無線インターフェイス規格の1つとして認められている。IMT-2000での正式名称はIMT-MCである(MC-CDMAと呼ばれることもある)。cdmaOneの技術をベースに拡張しているのが特徴で、事業者にとってcdmaOneからの移行が比較的容易であるという特徴を持つ。ちなみに日本国内では、KDDIグループのau(旧 IDO)がcdmaOneによるサービスを行っている。

KDDIが公開しているcdma2000対応端末のイメージ
左はビジネス向け端末の例。右は動画の送受信も可能な端末の例(これらと実際の製品は異なる可能性がある)。

 IMT-2000で認められたcdma2000には、1xMC(MC:Multi-Carrier)と3xMCという2種類の規格がある。1xMCでは、cdmaOneの通信で用いられる帯域幅1.25MHzのチャンネルを1本だけ使用し、3xMCでは3本のチャンネルを束ねて使用する。cdmaOneと同じ帯域幅を使用する1xMCでも、データ転送速度は最大307kbits/sに高速化されている。3xMCでは、1xMCをベースにして、3本のチャンネルで最大5MHzの帯域を確保し、IMT-2000の要求仕様である2Mbits/sの転送速度を実現する。cdmaOneを利用している携帯電話サービスの事業者は、まず1xMCに、次いで3xMCへと段階を踏んで移行することが可能だ。さらに、CDMA技術を開発した米QUALCOMMは、cdma2000を利用したパケット・データ通信規格としてHDR(High Data Rate)を提唱している。HDRでは、データ・サービスに特化することで、1本のチャンネル(1.25 MHz)で2.4Mbits/sのデータ転送が可能だという。

 日本では、KDDIがcdma2000の採用を決定しており、2001年秋より1xMC方式でサービス開始を予定している。その後、HDRや3xMCの技術が順次投入されるようだ。記事の終わり

 

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W-CDMA
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