yuiとmixi Graph APIを使うための基礎知識
株式会社プラグラム 田中豪
011/3/28
mixiの機能を外部で使える「mixi Graph API」とは
次に、今回作成するサンプルアプリケーションで使用するmixi Graph APIについて簡単に紹介します。
mixi Graph APIはミクシィが提供するmixi Platformの一部の機能です。mixi Platformとは日本最大のSNSサイト「mixi」が持つ機能、サービス、データをオープンにしたもので、それを開発者が利用することでさまざまなアプリケーションを開発できるようになります。
mixi Platformの全体像については、以下から参照できます。
さらにmixi Platformには、「mixi Connect」というmixiと外部サービスと連携することを目的としたサービスがあり、その1つとしてmixi Graph APIが提供されていて、People APIやActivity APIなどさまざまな情報を取得するAPIがあります。本連載では、そのなかでも、Voice API使ってTwitterような、つぶやき情報を操作します。
mixi Graph APIの認証認可手順
実際にmixi Graph APIを使うための手順を説明します。mixi Graph APIに限らず各種APIを利用するには、OAuth 2.0により規定された認可を行わなければいけません。
認証認可の手順は「mixi Developer Center」に詳しい説明があるので、ここでは、その前段階のサービスを登録する手順について説明します。
■ mixi Platformの利用登録
まずは、mixi Platformの利用登録です。今回は個人でデベロッパ登録を行いますので、「デベロッパー登録(個人の方)」を参考にデベロッパ登録を行ってください。
個人および法人での登録の違いは「mixi Platform 利用登録の概要」を参考にしてください。
■ クレジットカードを登録
個人でデベロッパ登録をする場合、クレジットカードの登録を行わないとmixi Graph APIの利用はできません。デベロッパ登録完了後は以下のようにクレジットカードを登録します。
ただ、現時点ではクレジットカードの登録をしても課金は行われませんので、ご安心ください。「mixi有料サービス」を使うと課金されます。
- mixiにログイン
- [設定変更]→[登録情報(全般)]→[その他の登録情報]→[Developer登録/変更]
- パスワードの入力が求められるので入力します
- 登録クレジットカードの項目からクレジットカードを登録
■ サンプル用のサービスを登録
これから作成するmixiボイスクライアントのアプリケーションのサービスを登録しましょう。サービスの管理はすべて「Developer Dashboard」で行います。
次に[mixi Graph API]→[新規サービスの追加]を選択します。
「サービス名」に、ここでは「mixiボイスクライアント」と入力します。
「リダイレクトURL」に、ここでは「http://www.plugram.co.jp/apps/mixi_voice_client/」と入力します。
「お問い合わせ用メールアドレス」には自分が使用しているメールアドレスを入力してください。
サービス登録が完了すると、お問い合わせ用メールアドレスに確認メールが届きますので、そのメールの内容に記載されている確認用URLにアクセスしてメールアドレスを確認してください。
メールアドレスの確認までが完了すると実際にmixi Graph APIを使用するのに必要なConsumer KeyとConsumer Secretが発行されます。
次回は、yuiを使った開発の手順を本格解説
これまでの作業でFlexアプリケーションの設定とmixi Graph APIを使用するためのサービスの登録まで行いました。今回のサンプルコードは、こちらからダウンロードできます。
次回は、yui-frameworksを使った開発手順をサンプルのソースコードを基に解説したいと思います。
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yuiとmixi Graph APIを使うための基礎知識 yui-frameworksで作るmixiボイスAIRアプリ(1) |
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