ケータイ版の提供もスタートして、ますます注目を集める「mixiアプリ」。mixiの特徴を生かした制作事例とデザイナが制作する際のポイントを紹介します。カヤックのオリジナルデザインテンプレートも大公開!
mixiアプリとは、mixiのユーザーがmixiの中で遊べるアプリケーションのことです。
2009年10月の時点では、ざっと550個以上のmixiアプリが公開されています。個人や企業を問わず、誰でも自由に作ることができるので、いま多くのクリエイタが「この波に乗っかれ!」といわんばかりに、こぞってアプリを作っています。mixiアプリの一番の魅力は、mixiのユーザー数ではないでしょうか。なんと、2009年10月現在で1700万人以上となっています。この規模のサービスに投下するわけですから、火が付けばあっという間に話題をかっさらうことができます。
今回は、いま一番ホットなmixiアプリの実例を紹介しながら、デザイナのためのmixiアプリの作り方を伝授したいと思います。
mixiアプリの流行スピードは、驚くほどに速く、いま一番人気のアプリは農場系ゲーム「サンシャイン牧場」(提供:Rekoo Media)です。このアプリは、公開2カ月で、利用者数が200万人を超えました。特徴として、マイミクに手伝ってもらいながら遊ぶスタイルが受けているようです。
面白いアプリは、マイミクを通して口コミで伝わり、これが急激なユーザーの増加へとつながります。この爆発力こそが、mixiアプリの特徴だといえます。
また、「人気のアプリを作っているのが、必ずしも有名で大きな会社ではない」というのも面白い点です。アイデア次第で一躍有名になることだってできます。
さらに、2009年12月現在アプリの有料化を準備中で近々実施されるということで、一攫千金も夢ではありません。
どうですか? mixiアプリの魅力が伝わったでしょうか。ここからは、mixiアプリの企画アイデアを考えてみましょう!
まずは、mixiアプリでできるコトとできないコトを抑えておきましょう。
mixiの特徴の1つに、ユーザーが自ら好んでユーザー情報を公開していることがあります。mixiアプリでは、このmixiユーザーの情報をいかに利用するか、が鍵となります。例えば、カヤックが制作した「マイミクイズ」というmixiアプリがあります。
マイミクのプロフィール情報を使って、クイズの問題を生成しています。マイミク同士が、お互いにもっと知り合うためのエンターテインメントツールとして提供しています。
ユーザー情報以外にも「参加しているコミュニティの名前」「フォトアルバムの情報」などのmixiが持つ情報を使ったアプリ制作ができます。あらかじめ収集されている情報をうまく使って、いかに面白く見せるか、これが企画を組み立てる際の、1つの切り口になるかと思います。
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