[Tools & Services] | |||||||||||
古いバージョンのWindows Liveメール 2009をインストールする
|
|||||||||||
|
解説 |
Windows Liveメール 2009では、テキスト形式のメールの返信/転送において元のメッセージを引用する際、自動的に引用記号として行頭に「> 」を付けることができた。ところがWindows Liveメール 2011では仕様が変更され、なぜか引用時に行頭に自動的に「> 」を付ける機能がなくなってしまっている。また、インターフェイスもWindows Liveメール 2011ではOffice製品同様、リボン・インターフェイスが採用されるなど、Windows Liveメール 2009から大きな変更を受けている。
Windows Liveメール 2009でメッセージを返信する際の編集画面 | |||
Windows Liveメール 2009では、テキスト形式でメッセージを返信/転送する際に、自動的に引用記号の「> 」を付けることができる。 | |||
|
[テキスト形式の設定]ダイアログ(上がWindows Liveメール 2009、下がWindows Liveメール 2011) | |||
indows Liveメール 2011では、Windows Liveメール 2009にある「返信や転送をする場合、記号(>)を挿入して、元のテキストをインデントする」の項目がなくなっており、引用記号が付けられなくなっている。 | |||
|
そのため、Windows Liveメール 2011にバージョンアップしてしまうと引用時の「> 」を付けることができなくなったり、ユーザー・インターフェイスの変更で使い勝手が悪く感じたりすることになる。すでにWindows Live EssentialsのWebページからダウンロードできるインストーラではWindows Liveメール 2011がインストールされるようになっており、Windows Liveメール 2009は選択できない。
そこで本稿では、Windows Liveメール 2009をインストールする方法を紹介する。ただしWindows Liveメール 2009をインストールするには、Windows Live Essentialsのすべてのアプリケーション(Messengerやフォト ギャラリー、ムービー メーカーなど)をWindows Live Essentials 2009に戻す必要がある。すでにWindows Live Messenger 2011などを利用している場合には、事前にアンインストールしたうえで、Windows Liveメール 2009やWindows Live Messenger 2009などをインストールする必要がある。Windows Live Essentials 2009と2011のアプリケーションは共存できないので注意していただきたい。
操作方法 |
以下のWindows Live EssentialsのWebページのインストーラを使ってWindows Liveメールをインストールすると、原稿執筆時点では自動的にWindows Liveメール 2011になってしまい、旧バージョンはインストールできない。同様に、Windows 7で[スタート]−[はじめに]−[Windows Live]メニューからインストールしても、Windows Liveメール 2011となる。
|
Windows Liveメール 2009(Windows Live Essentials 2009)をインストールしたい場合は、以下のWebページを開き、ここからインストーラをダウンロードして実行する。なおWindows Live Essentials 2011は、Windows XPにインストールできないので、以下のWebページもしくは「Windows XP用Windows Liveメール(Windows Live Essentials 2009のインストールがダウンロードされる)」のWebページからインストーラをダウンロードしてインストールする必要がある。
- オフライン環境で Windows Live Essentials をインストールする方法(Windows Live Solution Center)
- Windows XP 用 Windows Live メール(マイクロソフト)
以下の画面のように、インストール・ウィザードでWindows Liveメール以外のアプリケーションも同時にインストールできるので、Windows Live Messenger 2011などを事前にアンインストールした場合は、ここでチェックを入れてインストールすればよい。
Windows Live Essentials 2009のインストール・ウィザードの画面 |
Windows Liveメールのほか、Messengerやフォト ギャラリーなど、Windows Live Essentialsのアプリケーションがインストールできる。不要なアプリケーションのチェックは外してインストールすること。 |
最初のWindows Liveメールの実行時にアカウントの設定ウィザードが起動するので、指示に従って設定すればWindows Liveメールが利用できるようになる。
返信/転送時に引用記号を付けるようにするには、メール送信の形式をデフォルトから変更しておく必要がある。それには、[Alt]キーでメニューを表示し、[ツール]−[オプション]メニューを選択、[オプション]ダイアログを開く。[オプション]ダイアログの[送信]タブで「メール送信の形式」をデフォルトの[HTML形式]から[テキスト形式]に変更すれば、テキストメールの返信時に自動的にメッセージの引用部分(送信元のメッセージ)に「> 」が付けられる。逆に、引用の際に「> 」を付けないようにするには、[送信]タブの「メール送信の形式」の[テキスト形式の設定]ボタンをクリックすると、[テキスト形式の設定]ダイアログが表示されるので、ここの「返信や転送をする場合、記号(>)を挿入して、元のテキストをインデントする」のチェックを外せばよい。
[オプション]ダイアログの[送信]タブの画面 | ||||||
返信/転送時にメッセージに引用記号を付けるには、Windows Liveメール 2009の[オプション]ダイアログの[送信]タブで、「メール送信の形式」をデフォルトの[HTML形式]から[テキスト形式]に変更する。デフォルトで、[テキスト形式の設定]ダイアログの「返信や転送をする場合、記号(>)を挿入して、元のテキストをインデントする」はチェックされている。引用記号を付けないようにするには、このチェックを外せばよい。 | ||||||
|
この記事と関連性の高い別の記事
- Windows 7/8.1/10にWindows Liveメールをインストールする(TIPS)
- Windows Live Meshを使ってインターネット経由でリモート・デスクトップ接続する(TIPS)
- Outlook.comメールサービスをIMAPで利用する(TIPS)
- 間違いメールの発信を予防する方法(TIPS)
- 大きなサイズのファイルをインターネット経由でやりとりする(TIPS)
このリストは、デジタルアドバンテージが開発した自動関連記事探索システム Jigsaw(ジグソー) により自動抽出したものです。
更新履歴 | |
|
「Windows TIPS」 |
- Azure Web Appsの中を「コンソール」や「シェル」でのぞいてみる (2017/7/27)
AzureのWeb Appsはどのような仕組みで動いているのか、オンプレミスのWindows OSと何が違うのか、などをちょっと探訪してみよう - Azure Storage ExplorerでStorageを手軽に操作する (2017/7/24)
エクスプローラのような感覚でAzure Storageにアクセスできる無償ツール「Azure Storage Explorer」。いざというときに使えるよう、事前にセットアップしておこう - Win 10でキーボード配列が誤認識された場合の対処 (2017/7/21)
キーボード配列が異なる言語に誤認識された場合の対処方法を紹介。英語キーボードが日本語配列として認識された場合などは、正しいキー配列に設定し直そう - Azure Web AppsでWordPressをインストールしてみる (2017/7/20)
これまでのIaaSに続き、Azureの大きな特徴といえるPaaSサービス、Azure App Serviceを試してみた! まずはWordPressをインストールしてみる
|
|