[System Environment] | |||||||||||
リムーバブル・ストレージの自動再生機能を制御する方法(Windows XPの場合)(1)
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解説 |
別項の「CD-ROMドライブの自動再生機能を有効/無効にする方法(Windows 2000の場合)」でも述べているとおり、Windows OSでは、CD-ROMドライブに挿入されたCDの内容が自動的に走査され、アプリケーションのインストーラが自動的に起動されたり、プレイヤーが自動的に起動されて、音楽CDが再生されたりする。
Windows XPでは、従来のインストーラの自動実行(ルート・ディレクトリに「autorun.inf」というファイルが存在するCD)や、音楽CD(CD-DA)の再生に加え、自動再生機能が大幅に強化された。ここでは、強化されたWindows XPの自動再生機能について、その機能とはたらきをまとめる。併せて自動再生の有効化/無効化についても説明するが、Windows XPでは、Windows 2000のようにレジストリを編集しなくとも、CD-ROMドライブのプロパティで自動再生を簡単に有効化/無効化できるようになっている。
強化されたWindows XPのCD-ROM自動再生機能
従来のWindows 2000に比較し、Windows XPの自動再生機能は次の点で機能強化がなされた。なおここでは、ほとんどのPCが搭載する最も典型的なデバイスとして「CD-ROMの自動再生」を中心に話を進めるが、Windows XPの自動再生機能は、CD-ROMドライブばかりでなく、記録メディアが交換可能なリムーバブル・ストレージ全般で利用できる。具体的には、DVDドライブは当然として、フラッシュ・メモリカードやWindows XP対応のデジタル・カメラも対象となる。
- aurotun.infに記述された実行ファイルの自動実行、音楽CDメディア(CD-DA)のMedia Playerでの自動再生だけでなく、MP3などの音楽データ、JPEG/GIFなどの画像データ、MPEGなどのビデオ・データも自動再生の対象となった。
- 自動再生の有効化/無効化だけでなく、記録メディア挿入時の処理(プレイヤーで再生する、エクスプローラでファイルを一覧表示する、など)を選択できるようになった。
- メディアに記録されたデータの種類ごとに自動再生処理を変更できるようになった。
- 設定がドライブごとに行えるようになった。
- 記録メディアが挿入されるたびにダイアログを表示し、そこで処理を選択できるようになった。
設定方法 |
ドライブのプロパティ・ダイアログで設定が可能
Windows XPのリムーバブル・ストレージで記録メディア挿入時の自動再生機能を制御するには、エクスプローラの[マイ コンピュータ]から設定したいリムーバブル・ドライブをマウスで右クリックし、表示されるショートカット・メニューの[プロパティ]を実行する。そしてドライブのプロパティ・ダイアログが表示されたら、[自動再生]タブをクリックする。
リムーバブル・ドライブのプロパティ・ダイアログ−[自動再生]タブ | |||||||||||||||
自動再生を制御するには、ここで設定を行う。設定はドライブ単位、データの種類ごとに行うことが可能。 | |||||||||||||||
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このようにWindows XPの自動再生処理では、ドライブごと、データの種類ごとに設定を変更することができる。データの種類としては、Windows XP標準では次の選択肢が用意されている。
種類 | 識別されるファイル(拡張子) | 選択可能な動作 |
音楽ファイル | Windows Media Audio(.wma)/MP3オーディオ(.mp3) | [再生][フォルダを開いてファイルを表示する][何もしない] |
画像 | BMPファイル(.bmp)/JPEGファイル(.jpg)/GIFファイル(.gif)/TIFFファイル(.tif) | [コンピュータにあるフォルダに画像をコピーする][イメージのスライド ショーを表示する][画像を印刷する][フォルダを開いてファイルを表示する][何もしない] |
ビデオ ファイル | MPEGムービー(.mpg、.mpeg)/ASFムービー(.asf)/Windows Media Video(.wmv) | [再生][フォルダを開いてファイルを表示する][何もしない] |
混在したコンテンツ | 上記「音楽ファイル」「画像」「ビデオ ファイル」が混在している記録メディア | [フォルダを開いてファイルを表示する][何もしない] |
音楽CD | 音楽用CDメディア(CD-Digital Audio) | [オーディオCDの再生][フォルダを開いてファイルを表示する][何もしない] |
DVDムービー | DVDムービー・メディア(DVDムービー再生可能時) | [DVDビデオの再生][フォルダを開いてファイルを表示する][何もしない] |
Windows XPの自動再生機能で設定可能なファイルの種類と選択可能な動作(デフォルト時) |
このうち「音楽CD」は従来の自動再生でも対応していた音楽用CDである。また表中の「DVDムービー」は、DVD-ROMドライブで、DVDムービーを再生可能な場合だけ表示される。
Windows XPの初期状態では、すべてのデータの種類に対し、[動作を毎回選択する]が選択されている。このためドライブに記録メディアを挿入すると、動作を選択するためのダイアログが表示される。
自動再生を禁止したければ、禁止したいデータの種類を選択し、[動作]グループで[実行する動作を選択]の方をクリックし、動作一覧から[何もしない]を選択すればよい。
なお、Shiftキーを押しながらメディアを挿入することで、自動再生を一時的にオフにする方法もWindows 2000同様可能である。
関連記事(Windows Server Insider) | ||
Windows TIPS:CD-ROMドライブの自動再生機能を有効/無効にする方法(Windows 2000の場合) | ||
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このリストは、デジタルアドバンテージが開発した自動関連記事探索システム Jigsaw(ジグソー) により自動抽出したものです。
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