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ディスク容量低下の警告メッセージを表示しない

解説をスキップして設定方法を読む

デジタルアドバンテージ
2003/04/26
 
対象OS
Windows XP Professional
Windows XP Home
Windows XPでは、ハードディスクの容量が少なくなると、通知領域からバルーン形式で警告メッセージが表示されるようになった。
これがうるさいと感じるなら、レジストリを変更すれば表示を禁止できる。
 
解説

 ディスク容量がごくわずかしかなかった時代のPCユーザーは、常にハードディスクの残り容量を気にしながらPCを使っていた。しかし大容量ディスクが普及した昨今では、あたかもディスク容量が無尽蔵にあるがごとく、普段は残り容量などあまり気にすることなく使えるようになった。しかしもちろん、本当にディスクを無尽蔵に使えるようになったわけではない。いい気になって使っていると、ある日突然に「ディスク容量不足エラー」に見舞われる。

 エラーが表示されたら、ディスク内にある不要なファイルを削除すればよい。最も手軽な方法は、Windowsに標準添付される「ディスク・クリーンアップ」ツール(cleanmgr.exe。[スタート]メニューの[すべてのプログラム]−[アクセサリ]−[システム ツール]から起動できる)を実行することだろう。

 しかし「ディスク容量不足」は、システムに思わぬ障害を引き起こす場合がある。本来、限界状態を正しくテストしているプログラムなら問題ないのだが、現実には、メモリ不足やディスク不足などのエラー処理を正しく行っておらず、予想外のエラーを引き起こすソフトウェアがある。

 こうしたトラブルを避けるためか、Windows XPでは、残りディスク容量が小さくなったときには、通知領域に以下のようなバルーン・メッセージを表示し、ユーザーにそのことを知らせるようになった。

ディスクの残り容量がわずかであることを知らせる警告メッセージ
Windows XPでは、ディスクの残り容量が少なくなると、このような警告メッセージが表示されるようになった。もちろん親切心からなのだが、容量不足を納得づくで使っている場合にはうるさい。

 表示されたバルーン・メッセージをクリックすると、ディスク・クリーンアップが起動されるようになっている。

 警告メッセージの表示条件は次のようになっている。

残り容量 表示条件
200Mbytes以下 セッションあたりに1回、10秒間メッセージが表示される
80Mbytes以下 セッションあたりに2回、4時間ごとに30秒間メッセージが表示される
50Mbytes以下 残り容量が50Mbytesを超えるまで、5分に1回の割合でメッセージが30秒間表示される

 忘れかけていた容量不足を知らせてくれる便利な機能なのだが、容量不足を納得づくで使っているときにはうるさいばかりだ。そんなときには、レジストリに値を1つ追加すれば、この警告メッセージを非表示にすることができる。


設定方法
 
[注意]

レジストリに不正な値を書き込んでしまうと、システムに重大な障害を及ぼし、最悪の場合、システムの再インストールを余儀なくされることもあります。レジストリ エディタの操作は慎重に行うとともに、あくまで御自分のリスクで設定を行ってください。何らかの障害が発生した場合でも、本Windows Server Insider編集部では責任を負いかねます。ご了承ください。

 レジストリ・エディタを起動する([スタート]−[ファイル名を指定して実行]でregeditと入力する)。続いて次のレジストリ・キーに移動する。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows
\CurrentVersion\Policies\Explorer\

 ここに「NoLowDiskSpaceChecks」というDWORDの値を新規に作成し、値を1に設定する。これで警告メッセージはされなくなる。警告メッセージを再度表示したいときには、この値を0にすればよい。End of Article

「Windows TIPS」


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