Microsoftは、Windows 11における機能追加や改善内容を事前に確認できるWindowsロードマップを公開した。このポータルでは、Windows Insider Programで検証可能な機能や、段階的に展開されている機能、一般提供済みの機能を把握することができる。
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Microsoftは2025年3月28日(米国時間)、「Windows 11」のロードマップを公開した。同社によると、世界のITプロフェッショナルから「どの機能がいつ提供されるのかをもっと明確にしてほしい」という要望があり、システム全体の変化を適切に管理するためにも、透明性が強く求められているという。
Windowsロードマップは、そうした透明性を高めるための第一歩だとしている。
このロードマップでは、Windows 11の改善点や新機能について、以下のような情報を確認できる。
また、ロードマップには、新機能や改善点を、「既定のプログラム」として有効化される前に利用するための手順も掲載されている。
さまざまなリリースチャネルやデバイスタイプ(Copilot+ PC、Windows 11 PC)で、特定のWindowsバージョンにどのような機能が追加されるのかを確認したり、改善点や新機能の最新の状況を直感的なフィルター操作で確認したりすることができる。
Windowsロードマップには、各機能のリリース予定日や説明が掲載されている。なお、全ての情報は変更される可能性がある。機能や製品がキャンセルされたり延期されたりした場合、その情報はWebサイトから削除される。
2024年4月時点のロードマップでは、改善点や新機能の大部分を追加したWindows 11搭載のWindowsクライアントデバイスを対象としている。今後、ユーザーからのフィードバックを基にロードマップを拡張し、他の領域やデバイスタイプもカバーすることを検討しているという。
2025年4月に適用予定の月次アップデート(セキュリティに関するものは除く)内容は下記の通り。
中国語を話すユーザーが、27の言語による音声コンテンツをリアルタイム翻訳で理解できるようになる。
ソフトウェアキーボードをゲームパッドで操作できるようになり、入力体験が向上する。
Cortanaが過去24時間のデバイス履歴にアクセスするために使用していた位置情報履歴APIが削除される。
デフォルトのタスクマネージャーにおけるCPUの使用率計算(ユーティリティーと時間)が一貫性を持つようになる。
このアップデートにより、絵文字、GIF、顔文字などの表情豊かな入力オプションを提供するシステムトレイアイコンの視認性とアクセシビリティーが向上する。
音声アクセスで柔軟なコマンド操作と状況に応じた提案が可能となる。
ユーザーは、ロック画面でより多様なウィジェットを選択し、個人の好みに合わせてカスタマイズできるようになる。これにより、一目で関連情報にアクセスでき、デバイスを自身のニーズや嗜好に合わせて調整することが可能となる。
設定の「システム」>「バージョン情報」ページに「トップカード」が表示され、プロセッサ、RAM、ストレージ、GPUなどの主要な仕様を簡単に確認できるようになる。これにより、PCの性能を一目で把握できる。
英語を話すユーザーは、ライブ翻訳により、世界44言語の音声コンテンツが理解できるようになる。
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