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TIPS
[System Environment] |
フォームの履歴保存を無効にし、検索エンジン利用のプライバシーを確保する
→ 解説をスキップして操作方法を読む
デジタルアドバンテージ 正木 理絵子
2005/06/11
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対象ソフトウェア |
Internet Explorer 5.0 |
Internet Explorer 5.5 |
Internet Explorer 6.0 |
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IEのデフォルト設定では、検索エンジンで検索した文字列の履歴が残される。 |
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検索エンジンに入力した文字列は、その人の関心事や業務に直結したキーワードであり、プライバシー性が高い。履歴機能が有効になっていると、それらの検索履歴が第三者に漏れる危険がある。 |
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IEの設定を変更すれば、履歴を保存しないようにできる。 |
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多くのインターネット・ユーザーにとって、Googleなどに代表される検索エンジンは必要不可欠な存在だろう。仕事に関係することからプライベートの興味まで、1日に何十回もGoogleを使うというヘビー・ユーザーも珍しくない。
Internet Explorer(以下IE)には、Webページのフォームに入力された文字列の履歴を保存する機能があり、デフォルトではこれが有効になっている。これにより、同じ文字列を何度も検索しなくとも、入力フォームをクリックするだけで履歴に保存された文字列を入力候補として表示してくれる。
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フォーム入力の履歴機能 |
Webページのフォームに入力された文字列は、履歴として保存されており、次回入力時の候補としてドロップ・ダウン表示される。同じ文字列を何度も入力するなら便利だが、簡単にプライバシー情報が第三者に漏れる原因にもなりうる。 |
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過去に入力された文字列。マウスやキーボードで選択することで、履歴データをフォームへの入力候補として選択できる。 |
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しかし検索エンジンで検索した文字列は、仕事にせよプライベートにせよ、そのユーザーの関心事を端的に示している。IEをデフォルトの状態で使っているなら、いつも使っている検索エンジンのページを表示し、入力フォームをクリックして[↓]カーソルを押し、過去の履歴を表示してみよう。部外者に見られたくない文字列(企業機密に関わるキーワードなど)があったりしないだろうか。
離席時は確実にデスクトップをロックするなど、プライバシー管理を徹底していれば問題はないかもしれないが、そもそも検索エンジンで繰り返し同じ文字列を検索するのでないなら、履歴保存の有効化は無用なセキュリティ・リスクでしかない。
履歴機能が必須でないなら、IEの設定を変更して、履歴機能を無効化した方がよい。
フォーム入力の履歴機能を無効化するには、IEの[ツール]-[インターネットオプション]メニューを実行し、表示される[インターネット オプション]ダイアログの[コンテンツ]タブを表示し、[オートコンプリート]ボタンをクリックする。
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[インターネット オプション]のダイアログ-[コンテンツ]タブ |
まずは、IEの[ツール]-[インターネットオプション]メニューを実行し、[コンテンツ]タブを選択する。そして[オートコンプリート]ボタンをクリックする。 |
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このボタンをクリックする。 |
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すると[オートコンプリートの設定]ダイアログボックスが表示される。フォームの入力履歴を無効化するには、[オートコンプリートの使用目的]の[フォーム]チェック・ボックスをオフにする。なお、すでに履歴にデータが保存されている場合には、[オートコンプリート履歴のクリア]の[フォームのクリア]ボタンをクリックする。
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[オートコンプリートの設定]ダイアログ |
ここでは、入力フォーム履歴の有効化/無効化、すでに保存された履歴のクリアなどが行える。 |
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フォーム入力の履歴機能を無効にしたければ、これをオフにする。 |
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すでに履歴に保存されたデータがある場合には、このボタンをクリックして履歴をクリアする。 |
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ただしこの設定は、検索エンジンだけでなく、すべてのフォーム入力に影響するので注意していただきたい。
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