Windows TIPS
[User Interface]
  Windows TIPS TOPへ
Windows TIPS全リストへ
内容別分類一覧へ

タスク・バーでGoogle検索を行う

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 正木 理絵子
2005/07/16
 
対象OS
Windows 98
Windows 2000
Windows XP
Windows Server 2003
Googleツール・バーには、IEのアドレス・バーを拡張し、サイトの名前から公式サイトを検索し、ジャンプできるようにする「日本語ナビ」機能がある。
日本語ナビ機能では、ターゲットのサイトが見つからなかった場合には、通常のGoogleのWeb検索結果が表示される。つまり、IEのアドレス・バーをGoogleツール・バーのように使うことも可能である。
Googleツール・バーをインストールし、タスク・バーにアドレス・バーを表示すれば、IEのウィンドウを表示しなくても、いつでもGoogle検索が実行できるようになる。
 
解説

 Googleのヘビーユーザーなら、Googleツール・バーの存在はよくご存じだろう。Googleツール・バーは、Googleが無償提供しているInternet Explorer(IE)のアドオンで、これをIEに追加すると、Googleの検索用テキスト・ボックスがIEのツール・バーとして追加される。Googleのホームページをわざわざ表示しなくても、いつでもGoogleによる検索ができるようになる。

 Googleツール・バーには、2004年7月から「日本語ナビ」という機能が追加された。これはIEのアドレス・バーを拡張する機能で、URLを入力しなくても、アクセスしたい先の名前(例えば「国会図書館」など)を入力して[移動]ボタンをクリックするだけで、検索先の公式サイトを表示可能にするものである。この際の検索処理には、Googleのエンジンが使われるので精度が高い。

 だが、指定された文字列から公式ホーム・ページが見つからない場合は、GoogleによるWeb検索結果の一覧が表示される。例えば一般的な単語である「サイト」を検索してみよう。

Googleツール・バーの日本語ナビ機能を利用して「サイト」に一致するサイトにジャンプしようとしているところ
Googleツール・バーの日本語ナビ機能を利用すれば、IEのアドレス・バーにアクセス希望先の名前を直接入力して公式ホーム・ページにジャンプできるようになる。ここでは「サイト」と入力している。Googleツール・バーではなく、IEのアドレス・バーに入力していることに注意。

 この例では、公式サイトが見つからないので、次のように表示される。

公式ページを発見できなかった場合
これはIEのアドレス・バーに「サイト」と入力した場合の結果。日本語ナビ機能で公式ページを発見できなかった場合には、通常のGoogleのWeb検索結果が表示される。

IEのアドレス・バーをWindowsのタスク・バーに表示する(Windows TIPS)

 つまり、Googleツール・バーの日本語ナビ機能により、IEのアドレス・バーをGoogleツール・バーのように使えるようになった。もちろんIEのウィンドウから利用する通常の用途では、IEのアドレス・バーもGoogleツール・バーも並んで表示されているので、このことにあまり意味はない。しかし別のWindows TIPSとしてご紹介した「IEのアドレス・バーをWindowsのタスク・バーに表示する」と組み合わせると、IEのウィンドウを表示しなくても、Windowsのタスク・バーからいつでもGoogle検索が実行できるようになる。


操作方法

 タスク・バーでGoogle検索を行うには、Googleツール・バーをインストールして、「日本語ナビ」機能が有効になっていることを確認し、Windows TIPS「IEのアドレス・バーをWindowsのタスク・バーに表示する」の説明に従って、IEのアドレス・バーをWindowsのタスク・バーに表示するだけだ。

 Googleツール・バーをインストールしていないなら、以下のサイトからプログラムをダウンロードしてインストールする。

 「日本語ナビ」機能は、デフォルトで有効になっている(初めて使用するときには、「日本語ナビ」の使用をユーザーに承諾してもらうためのダイアログが表示される)。機能が有効化どうかを調べるには、Googleツール・バーの[ツールバー オプション]ダイアログの[表示]タブにある[アドレス バー 日本語ナビ]がチェックされていることを確認する。

Googleツール・バーのオプション設定
Googleツール・バーの各種設定を行うダイアログ。バージョンによっては、異なるオプション・ダイアログが表示される場合もある。
  ここがチェックされていることを確認する。

 後はWindows TIPS「IEのアドレス・バーをWindowsのタスク・バーに表示する」にあるように、IEのアドレス・バーをWindowsのタスク・バーに表示すればよい。

 以後は、IEのウィンドウが表示されていなくても、タスク・バーに表示されたIEのアドレス・バーにGoogleで検索したい文字列を指定して、手早くWeb検索を実行できるようになる。End of Article

タスク・バー上のアドレス・バーからGoogleを検索したところ
IEのウィンドウが表示されていなくても、手早くGoogleを検索できる。
 
関連記事(Windows Server Insider)
  Windows TIPS:デスクトップを一望するツール・バーをタスク・バー上に作成する
  Windows TIPS:IEのアドレス・バーをWindowsのタスク・バーに表示する
     
「Windows TIPS」


Windows Server Insider フォーラム 新着記事
@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)

注目のテーマ

Windows Server Insider 記事ランキング

本日 月間