Windows TIPS
[System Environment]
  Windows TIPS TOPへ
Windows TIPS全リストへ
内容別分類一覧へ

Outlook Expressのメッセージを別フォルダへコピーする

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 打越 浩幸
2007/02/23
 
対象ソフトウェア
Outlook Express 5
Outlook Express 6
メール・メッセージを移動ではなく、コピーして別のフォルダへ整理・保存しておきたい場合がある。
このためにはメール・メッセージを選んで[フォルダへコピー]を実行してもよいが、[Ctrl]キーを押しながらドラッグ&ドロップする方が簡単である。
メール・メッセージをOutlook Express外へドラッグ&ドロップするとテキスト・ファイルとしてエクスポートできる。
 
解説

 受信したメール・メッセージをメッセージ・ルールなどでフォルダへ分類し、整理しているユーザーも多いだろう。だが場合によっては、いったん分類したメッセージをほかのフォルダへコピーして保存しておきたいこともある。例えば受信したメールをルールを使って「メーリングリスト」というフォルダへ自動分類しているが、後で参考にするために、別の「@参考情報」という名称のフォルダへもコピーしておきたいとする。だがメールをドラッグして移動してしまうと、元のフォルダからは削除されてしまうので、後で検索などを行うのが困難になる(保存場所が複数に分散してしまうから)。

 こういう場合は、「移動」ではなく「コピー」を行って、必要なメールを目的のフォルダへコピーしておけばよい。

操作方法

 Outlook Expressで受信したメール・メッセージをどこかのフォルダへコピーする場合、通常はメール・メッセージを選択して右クリックし、ポップアップ・メニューから[フォルダにコピー]を実行する。

メニューを使ってコピーする。
メッセージを選択後、ポップアップ・メニューからコピーを選び、コピー先フォルダを指定する。
  これらのメッセージをコピーしてみる。
  これを選択する

 この後、コピー先のフォルダを指定する[コピー]ダイアログが表示されるので、フォルダを選択後、[OK]をクリックするとコピーされる。

 しかしいちいちメニューを使わなくても、エクスプローラなどでの操作方法と同様に、メッセージを選択してからマウスでドラッグし、フォルダ上にドロップしてもよい。ただしこのままでは[コピー]ではなく[移動]になってしまうので、同時に[Ctrl]キーを押しながらドラッグ&ドロップする。こうすればフォルダへコピーできる(Outlook Expressのヘルプにはドラッグ&ドロップして[移動]させる方法のみが記述されている)。

ドラッグ&ドロップでコピーする
メッセージを選択後、そのままドラッグ&ドロップすると[移動]になってしまう。ヘルプには載っていないが、[Ctrl]キーを押しながらドラッグ&ドロップすると、[コピー]になる。
  [Ctrl]キーを押しながらドラッグするとマウスカーソルが[+]マーク付きになり、コピーであることを表わしている。

エクスプローラやデスクトップへのドラッグ&ドロップ

 以上の操作はOutlook Express上でのドラッグ&ドロップであるが、ドロップ先をデスクトップやエクスプローラ上にしてもよい。こうすれば、指定されたメッセージが、1メッセージ=1ファイルとして保存される。この場合は[Ctrl]キーを押しておく必要はなく、Outlook Express外へドロップしても元のメッセージが削除されることはない。

 こうやってメッセージをドラッグ&ドロップすると、ドロップ先には「件名.eml」という名前のファイルが作成される(件名の部分には実際のメールの件名が入る)。作成された.emlファイルをダブルクリックするとOutlook Expressのメッセージ・ウィンドウが開き、内容が表示される。だから.emlファイルのままエクスプローラなどでコピー/保存しておき、必要になったらダブルクリックして開き、内容を参照すればよいだろう。

 .emlファイルは、実はメールの本文をそのまま保存したテキスト形式のファイルであり、メモ帳などでそのまま開くことができる。ただし文字コードはメールの文字コードそのままである。日本語メールなら、いわゆるJISコードが使われていることが多いので、メモ帳では開くことはできない(メモ帳ではShift-JISかUnicodeしか使えない)。ダブルクリックして開く以外には、例えばInternet ExplorerのようなWebブラウザにドロップすれば内容を確認できる。

 なおメールにファイルが添付されているなど、無駄な部分が多ければ、メモ帳で添付ファイル部分を手動で削除してしまえば、本文部分のみを残しておくことができる。具体的な方法についてはTIPS「メールの添付ファイルを削除する」を参照していただきたい。

.emlファイルをOutlook Expressへドロップしてインポートする

 以上の操作で作成された.emlファイルを、逆にOutlook Expressの任意のフォルダ上にドラッグ&ドロップすると、そのメッセージをインポートすることができる。こうやって読み込まれたメッセージは通常のメール・メッセージと同様に、内容を表示させたり、検索対象として利用したりできる。End of Article

「Windows TIPS」


Windows Server Insider フォーラム 新着記事
@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)

注目のテーマ

Windows Server Insider 記事ランキング

本日 月間