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16進数 （hexadecimal number）

【ジュウロク・シンスウ】

別名
・16進法 （hexadecimal number system） 【ジュウロク・シンホウ】
・hex （hexadecimal） 【ヘックス】

　16倍ごとに1桁繰り上がる計数法。2進数の4bit（1ニブル）で、16進数の1桁を表す。

　コンピュータ内部では2進数を使って数値などを表現しているが、これは人間にとっては分かりづらいので、一般に2進数を4bitごとに区切って16進数として数値を表記する。この場合、2進数の「0000」〜「1001」は10進数の「0」〜「9」に対応させるが、「1010」〜「1111」はアルファベットの「A」〜「F」（もしくは「a」〜「f」）の6つに対応させる。

2進数	16進数
0000	0
0001	1
0010	2
0011	3
0100	4
0101	5
0110	6
0111	7
1000	8
1001	9
1010	a または A
1011	b または B
1100	c または C
1101	d または D
1110	e または E
1111	f または F

　16進数は、2進数を4bitずつまとめたものであり、数値的にはまったく同じものである。8bitや16bit、32bitという長い2進数も、16進数で表現すれば短く表現できる。

2進数	10進数	16進数
0001	1	1
0010	2	2
0001 0000	16	10
0110 0100	100	64
0001 0000 0000	256	100
1 0000 0000 0000 0000	65536	10000

　プログラミング言語中で16進数を扱う場合、2進数や8進数、10進数などと区別するために、以下のように特別な表記方法を使う。

言語	表記方法	表記例
C／C++／Java言語	数値の直前に「0x」を付ける	0x1234
Microsoft系BASIC言語	数値の直前に「&H」を付ける	&H1234
Intel系アセンブラ	数値の直前に「0（ゼロ）」を、数値の直後に「H」を付ける	01234H
Motorola系アセンブラ	数値の直前に「$」を付ける	$1234
HTML	数値の直前に「#」を付ける	#1234

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