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LTO (Linear Tape-Open)

最終更新日: 2002/11/10

 IBM、Hewlett-Packard、Seagate Technologyの3社が共同開発したテープ・ストレージ規格。テープ・フォーマットとして「Ultrium(ウルトリウム)」が規定されている。

 LTOでは、リニア記録方式(データ・トラックをテープの走行方向と平行な方向に設けて記録する方式)を採用し、384トラックの1/2インチ幅もしくは768トラックの1インチ幅のテープに記録を行う。96トラックを1組とした4つのデータ・バンドに分け、その間にサーボ・バンドが設けられている。磁気ヘッドは、そのサーボ・バンドを検知して、データ・バンドの位置合わせを行うようになっている。データの書き込みは、まずBOT(Beginning Of Tape)からEOT(End Of Tape)へ8トラックずつ行われ、EOTに到達すると、次に記録ヘッドをずらして次の8トラックをEOTからBOTへ記録する。これを繰り返すことで、1本のテープに大容量のデータが記録可能となる。なお、磁気ヘッドはMRヘッドを採用する。

 1998年4月7日より、LTOの第1世代のUltriumフォーマットである「Ultrium format Generation 1(Ultrium 1)」のライセンス提供が開始されており、現在IBMやHewlett-Packard、日立製作所などから対応ドライブが販売されている。また、2002年4月9日には第2世代のUltriumフォーマットである「Ultrium format Generation 2(Ultrium 2)」のライセンス提供が始まった。

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