ICDロゴ

DLTtape (Digital Linear Tape)

【ディー・エル・ティー・テープ】

最終更新日: 2002/11/10

  1984年にDECが同社のミニコンピュータ「MicroVAX II」用として開発したテープ・ストレージ規格。Quantumが、1994年にDECのストレージ事業を買収したことから、その後はQuantumによって開発が続けられている。1990年のデータ記録容量は2.6Gbytes(2:1圧縮時)、データ転送レートは1.6Mbytes/sであったが、1999年には容量80Gbytes、データ転送レート12Mbytes/sにまで引き上げられている。なおDLTtapeの後継として、圧縮時220Gbytesの記録容量を持つ「Super DLTtape」が規格化されている。

 DLTtapeは、リニア記録方式(データ・トラックをテープの走行方向と平行な方向に設けて記録する方式)を採用しており、1/2インチ幅のテープに記録を行う。DLT4000(圧縮時の記録容量40Gbytes)までの記録パターンは、トラック方向に対して垂直であった。しかし、DLT7000(圧縮時の記録容量70Gbytes)とDLT8000(同80Gbytes)ではトラック間の干渉を防ぐため、隣接するトラック間の記録パターンを逆方向に傾斜させるSPR(Symmetric Phase Recording)と呼ばれる技術が採用されている。

Copyright (C) 2000-2007 Digital Advantage Corp.

関連用語

参考リンク

アイティメディアの提供サービス

キャリアアップ