ニッケル−カドミウム・バッテリ (nickel-cadmium battery)
別名
・ニッカド・バッテリ (nickel-cadmium battery)
・NiCdバッテリ (Nickel-Cadmium battery) 【ニッカド・バッテリ】
・ニッケル−カドミウム電池 (nickel-cadmium battery) 【ニッケル・カドミウム・デンチ】
・ニッカド電池 (nickel-cadmium battery) 【ニッカド・デンチ】
・NiCd電池 (nickel-cadmium battery) 【ニッカド・デンチ】
最終更新日: 2002/04/23
陽極にニッケル、負極にカドミウムを用いた再充電可能型バッテリの1種。繰り返し充放電を行っても比較的劣化が少なく(500回程度は充放電が可能とされる)、また比較的軽量でエネルギーの貯蔵密度が高かったため、コードレス電話機やノート型PC用のバッテリとして広く利用されるようになった。
工業化もいち早く行われ、製造コストが安価だったことも普及を後押ししたが、環境汚染問題につながる有害なカドミウムを使用していたこと、メモリ効果の影響が大きく、完全に放電してから充電を開始しないと、使用できるエネルギー密度(単位重量あたりに保持できる電気エネルギーの量)が低下してしまうことなどの欠点があった。このためNiCdバッテリは、NiCdの長所を生かしながら、電力容量やカドミウム使用の問題を回避したNiMHバッテリにとって代わられ、現在ではあまり使用されていない。
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