マイクロソフトが、Commerce Serverのベータ版を提供開始

2000/8/26

 マイクロソフトは8月25日、BtoBやBtoCなど、Webベースによるオンラインコマースを実現するソフトウェア「Microsoft Commerce Server 2000」の日本語版ベータを9月1日より有償(3000円、消費税/送料込み)で提供を開始すると発表した。

 Commerce Server 2000は、これまで同社が販売してきたコンラインコマース向けのソフトウェア「Microsoft Site Server 3.0 Commerce Edition」の後継製品にあたるもので、先日ベータ版の提供を発表したBizTalk Serverとの連携でBtoBにおけるXMLを利用した業務システムとの連携や、「プロダクトカタログシステム」と呼ばれる商品管理を容易にする新機能などが追加されている。

 Commerce Server 2000のおもな機能と特徴は下記の通り。

  • プロファイルシステム/ターゲッティングシステム
    プロファイルシステムは顧客や取引先企業のプロファイルを管理し、ターゲッティングシステムでは取得したプロファイルやサイトへのアクセス状況を元にしたデータマイニングを行いOne to Oneマーケティングを実現する機能

  • プロダクトカタログシステム
    データベースの構造を知らなくても、カタログの作成や管理がWebベースのツールで行える機能。XMLにも対応し、XMLを用いたカタログの交換などが行える

  • ビジネスプロセスパイプラインシステム
    オンライン受発注処理におけるトランザクション処理を行う機能。各企業の処理プロセスに応じて、拡張やカスタマイズが可能

  • インターネットビジネス分析
    SQL Serverと連携することで、サイトへのアクセスログ、プロファイルといった各種データを用いたデータマイニングを行うことができる

  • ビジネスデスク
    分析、プロモーションの設定、カタログの追加などサイトに関する設定をすべて行うことが可能なWebベースの管理ツール

 同社では、企業ユーザーの評価のために1000部の日本語版ベータの提供を予定している。申し込みは、9月1日より同社Webサイトを通して受け付けている。また、7月に開催されたTechEd 2000 Yokohamaの参加者に対しても配布を行っていく予定だという。

[関連リンク]
マイクロソフト発表のプレスリリース
Commerce Server日本語版ベータ評価プログラムの申し込みページ
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