IBMがeマーケットプレイスを構築するソフトウェア
2000/12/8
日本IBMは12月7日、eマーケットプレイスを構築するための機能とツールを提供する製品、「WebSphere Commerce Suite MarketPlace Edition」(以下MarketPlace Edition)を発表した。出荷は12月22日から。
同社が言うeマーケットプレイスは、インターネット上で製品の売り手と買い手の企業を結びつける場として機能する。場の中央には、その取引を実行するサーバが存在する。このサーバには取り扱い製品のカタログ機能、オークション機能、取引手続きなどのサポートが求められる。同製品は、こうした機能を同社のWebSphere上で構築するためのもの。WebSphereにはすでに、企業間取引や一般消費者向けのeコマースサイトを構築するためのソフトウェア製品群として「WebSphere Commerce Suite」を提供しており、MarketPlace Editionはそのラインナップの1つとなる。
MarketPlace Editionでは、オークション、見積依頼(Request for Quotation:RFQ)、多対多の取引を結びつけるエクスチェンジ、価格交渉といった取引をサポートし、またeマーケットプレイスに参加する企業の会員管理機能、購入に必要な承認フォロー機能、そして入札の結果通知、契約手続きのための電子文書交換やレポート機能などを備えている。
プラットフォームとなる同社のWebSphere Application Server Advanced Editionは、同社のWebアプリケーションサーバ。Java、EJB、JSP、Servlet、XML、LDAPなどをサポートする。データベースにはDB2 UDBを使用。MarketPlace EditionのサポートOSはAIX。価格は税別で1787万5000円。同社によると、MarketPlace Editionを中核としてシステム構築を行えば、数億円レベルのコストでeマーケットプレイスの構築も可能だという。
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