サンから、買収後初めてのCobalt Qubeが登場
2001/1/26
「Sun Cobalt Qube3J」 |
1月25日、サン・マイクロシステムズは都内で、導入や運用の容易なアプライアンスサーバの新機種「Sun Cobalt Qube3J」を発表した。
米国でアプライアンスサーバベンダーの大手、コバルト・ネットワークス(コバルト)が米サン・マイクロシステムズに買収された(2000年9月21日付け記事「Linuxにスポットを当てたSunとCobaltの合併」参照)ことを受けて、両社の日本法人も組織の統合を完了、コバルト製品の発表は買収後初めてとなる。コバルト・ネットワークスの日本法人は、サンの製品統括事業本部の下でコバルト事業部となった。
事業部長となった元コバルト・ネットワークス代表取締役 北島弘氏は、「サンとコバルトの製品で、共通の敵を挟み撃つ」と、両社のラインナップのシナジー効果を強調。北島氏が言う共通の敵とは、Linux、ホワイトボックス(ショップブランドPC)、そしてWindowsのこと。いずれも安価で容易なネットワークを実現する基盤として、コバルトのライバルと目される。
新製品のCobalt Qube3Jは、個人から中小規模の企業をターゲットにしたサーバ。メールサーバやファイル共有などの豊富なサーバ機能を提供しながら、15分程度でセットアップが完了し、利用できるのが特徴。今回からCPUをインテル互換のものにし、RAID-1構成を可能にするなどの基本機能を強化したうえで、WebブラウザからワンクリックでWebからパッチを取得してアップデートする機能などを追加、使い勝手を向上させたという。
Cobalt Qube3Jの価格はオープンのため発表されていないが、前バージョンの機種とほぼ同じ25万円前後になると思われる。
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コバルト・ネットワークス
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