サン、コバルト・サーバの最上位モデルを発表
2001/2/28
サン・マイクロシステムズは2月27日、アプライアンス・サーバの最上位モデル「Sun Cobalt RaQXTR」とキャッシュ・サーバ「Sun Cobalt CacheRaQ4」の2製品を発表した。
「Sun Cobalt RaQXTR」 | 「Sun Cobalt CacheRaQ4」 |
導入と運用管理の簡易さが特徴のアプライアンス・サーバ。このところ、“アプライアンス”という言葉が多用されることに関し、アプライアンス・サーバベンダーを自称してきた元コバルト・ネットワークス代表取締役、北島弘氏(現サン・マイクロシステムズ社コバルト事業本部長)は、「大規模組織を対象とした汎用サーバに対し、まったく新しい、中小規模組織でのインフラ整備のニーズが生まれている。アプライアンス・サーバとはその市場をターゲットにした製品」と定義を明確にする。
新製品「Sun Cobalt RaQXTR」は、北島氏の言葉どおり、OSを意識させず、Webブラウザのみで運用が可能な操作性の高さを最大の特徴とする。CPUはPentium III(733MHzまたは933MHz)を搭載し、メモリは最大2Gbytesまで拡張可能。 ソフトウェアのバージョンアップをオンラインで可能にする技術「Sun Cobalt BlueLinQ」のほか、Web、メール、RAID0、1、5などのサービスやソフトウェア機能は事前インストール済みだ。また、マイクロソフトのアプリケーション開発環境「Active Server Pages」との互換性もある。
管理ソフトウェアには独自「ActiveMonitor」を採用、システムやサービスを定期的にチェックし、事前警告も行うという。開発環境としては、Chili!Soft ASP、PHP 4スクリプト、Java実行環境もサポートしている。
筐体は1Uのラックマウント型で、最大4台まで搭載可能な内蔵ディスクはフロントパネルから取り外しが可能だ。
「Sun Cobalt CacheRaQ4」は、機能をWebのキャッシングに特化したアプライアンス製品。Webコンテンツのキャッシュ化により、ネットワークのトラフィックを軽減するという。筐体は同じく1Uのラックマウント型。
両製品とも価格はオープンプライス。出荷は「Sun Cobalt CacheRaQ4」が2月27日より、「Sun Cobalt RaQXTR」が3月中旬の予定。
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