Linuxベースのキャッシュサーバ、IBMら3社

2001/3/6

 3月5日、三菱電機、日本アイ・ビー・エム、インクトゥミ ジャパンの3社は共同でキャッシュサーバ事業で提携したと発表し、IBMのPCサーバとインクトゥミのキャッシュサーバを組み合わせた製品を提供する。

「eServer xSeries」200シリーズ

 キャッシュ技術は、ネットワークの負荷低減やレスポンスの時間短縮を安価に解決する手段として、ISPやデータセンターなどでニーズが高い。最近では、企業内システムで導入するケースも増えているという。

 今回の提携では、日本IBMはPCサーバ技術とLinux技術を提供し、インクトゥミはネットワークキャッシュ技術を提供する。三菱は製品の製造、販売・保守を担当する。

 製品は、日本IBMのLinuxベースのサーバ「eServer xSeries」の200シリーズ(タワー型)と同300シリーズ(1Uのラックマウント型)に、同製品にインクトゥミのキャッシュソフトウェア「Traffic Server」を搭載する。これにより、スループットは300シリーズの場合で40Mbit/s以上、200シリーズで25Mbit/s以上を達成するという。

 発売は3月20日に開始予定。価格は98万円より。同製品はIBMが3月7日より開催する『IBM フォーラム2001』に出展される予定。

[関連リンク]
日本IBMの発表資料
三菱電機
インクトゥミ(英語)
「eServer xSeries」製品紹介

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