J-フォンのJava搭載は2Dスプライト対応

2001/3/23

 3月22日、都内で開かれた「Sun Wireless Summit」において、講演に立ったJ-フォン東日本技術本部サービス開発室部長である太田洋氏は、6月に予定されているJ-フォンのJava搭載携帯電話の詳細を明らかにした。

J-フォン東日本技術本部サービス開発室部長 太田洋氏

太田氏によると,J-フォンのJava携帯電話はMIDPに拡張機能を組み込んだものとなる。拡張機能は、JSCL(J-PHONE Specific Class Libraries)と呼ばれる。

  • デバイスコントロール
  • ウインドウマネージャー
  • 日本語・絵文字対応
  • メディアプレーヤー
  • サウンド
  • 2Dスプライト
  • 演算
  • 3Dポリゴン
  • テレフォニー
  • メール通信

 以上の10種のAPIが追加される。

 2Dのスプライトは今回初めて明らかにされた機能だ。セガ/スマイルビットと共同開発したもので、スプライトアニメーションとして8フレーム/秒の動画も可能。またスプライトデータは、256色、8×8正方画素ブロックで構成される。スプライト単位での回転、反転、色指定、透過処理が可能。また、2Dスプライトの制御用にベクトル演算や背景との合成用のフレームバッファも用意される。

 6月のサービス開始時には、J-フォンが検証済みのJavaアプリケーションのみがダウンロード可能で、公式コンテンツプロバイダ以外のJavaアプリケーションのダウンロードについては、それ以降に可能とする予定だ。

[関連リンク]
J-フォン東日本
セガ
スマイルビット

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