携帯Javaアプリ開発環境、富士通とNTTソフトが共同開発
2001/1/31
NTTソフトウェアと富士通は、1月30日、携帯電話向けのJavaアプリケーション開発環境を共同で開発したことを発表した。
Javaを搭載した携帯電話向けのアプリケーション配信サービスには現在のところ、NTTドコモが提供する「iアプリ」がある(2001年1月18日付け記事「NTTドコモがiモードJava携帯端末503iシリーズの出荷」参照)。ユーザーは、ネットワークを介してアプリケーションをダウンロードして各種サービスを利用する。金融関連の取引サイトやECサイトのほか、SFAなど企業システムでの活用も期待されている。
今回両社が発表したシステムは、NTTソフトのモバイルJava向け分散オブジェクトミドルウェアである「BULEGRID」と、富士通のアプリケーション・サーバ「INTERSTAGE Application Server」で構成される。携帯電話上のアプリケーションやサーバー上のEJB(Enterprise JavaBeans)コンポーネントの開発は、富士通の統合開発環境「INTERSTAGE APWORKS」で行われる。
このシステムでは、携帯電話上のJavaアプリケーションとアプリケーション・サーバ上のEJBの連携を実現する。具体的には、携帯電話向けのJavaのアプリケーションが直接アプリケーション・サーバ上のEJBコンポーネントを呼び出すことが可能となる。また、EJBコンポーネント利用により、携帯電話向けのJavaアプリケーション開発の効率化が図れるという。
システムの提供開始は2001年4月を予定している。
[関連リンク]
NTTソフトウェアの発表資料
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