サン製サーバと「HP OpenView」の統合強化へ
2001/3/31
日本ヒューレット・パッカード ソフトウェア事業本部とサン・マイクロシステムズは3月30日、システム運用管理分野の協業で合意したと発表した。
今回の合意により、日本HPのソフトウェア事業部のシステム運用管理体系「HP OpenView」とサンのサーバ製品を組み合わせ、販売およびマーケティング活動を行っていく。両者では共同体制を組み、各活動を通じて販売チャネルの拡大を見込む。
具体的な活動は以下の5点が予定されている。
- 専任の営業担当者およびエンジニアの配置
- ショールームにてデモ環境を設置
- プロモーション活動
- 日本HP側の「iForce イニシアティブ」などのサン推進プログラムへの参加
- ソリューション構築と検証
1については、日本HPのソフトウェア事業本部とサンの両社に、サンのサーバ上で動作する「HP OpenView」製品拡販のための専任営業担当者を配置する。また、エンジニアも両社の担当部署に配置し、ユーザーへの提案や導入を行う。
5では、iDC(インターネット・データセンター)の構築やECサイト構築企業を対象に共同でソリューション検証を行う。検証作業は「iFoece Ready Center Tokyo」で実施する。両社によれば、すでに「HP OpenView VantagePoint Operations」とサンの “Starfire”こと「Sun Enterprise 10000」や「Sun Management Center」などに関しては、検証実験が完了しているという。今後、他の製品についてもサンのサーバ製品に対応するバージョンを増やすという。
日本HPとサンはUNIXサーバ分野では競合関係にあり、今回の提携は、日本HPの中のソフトウェア事業本部がサンと結んだ業務提携となる。米国でも昨年、米HPのソフトウェア事業部と米サン・マイクロシステムズが同様の提携関係を結んでいる。
[関連リンク]
日本HPの発表資料
サン・マイクロシステムズ
「HP
OpenView」
「Sun
Enterprise Servers」
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