Crystal Reportsを統合した
Webレポート/分析ツールの最新版を発表
2001/4/6
クリスタルディシジョンズは4月4日、Webレポーティング/分析ツールの新製品「Crystal Enterprise 8.0 日本語版」を4月16日より出荷開始すると発表した。
クリスタルディシジョンズは、2001年3月6日に米本社がSeagate SoftwareからCrystal Decisionsに社名変更したことを受け、日本シーゲイトソフトウェアが4月1日より社名を変更したもの。旧シーゲイトソフトウェアでは、レポート作成/分析ツールとして定評のある「Crystal Reports」等の製品を扱っていたが、これら関連製品はすべて「Crystal」ブランドの元に統一され、新会社でも継続して扱っていくことになる。
Crystal Enterpriseには、同社の主力製品であるCrystal Reportsの最新版「Crystal Enterprise 8.5 Professional」のほか、データ分析ツールの「Crystal Analysis Professional」(単体製品での出荷は2001年夏ごろを予定)が統合されている。RDBMSやOLAPデータベースをデータソースにした分析やレポートの作成が可能なほか、生成されたレポートを多数のユーザーに向けて配布することが可能となっている。
レポートの配布に際しては自在にスケジューリングが可能で、配布フォーマットについてもHTMLやXMLといったWebでの標準形式をサポートし、PC以外にもWebアクセスが可能な携帯電話やPDAへの配布が容易となっている。また、クラスタリングや複数サーバによるロードバランシングにも対応し、スケーラビリティや可用性の面でのサポートも行われているのが特徴である。
Crystal Enterpriseは、全機能を搭載したProfessionalエディションと、Professionalから、Windows NTと同期したユーザー管理機能やマルチサーバ機能を外したスタンドアロン環境向けのStandardエディションの2種類が用意されている。価格はそれぞれ、Professionalが200万円(25コンカレントユーザー)、Standardエディションが150万円(5コンカレントユーザー)。
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クリスタルディシジョンズ
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