“Homepage”ウイルスの被害が広まる
2001/5/12
世界的に新種ウイルス「VBS_HOMEPAGE.A」の被害が広がっている。
情報処理振興事業協会(IPA)セキュリティセンターによれば、同ウイルスは5月8日に発生したVBS/SSTウイルスの亜種。「homepage.html.vbs」という名称の添付ファイルを開くことにより感染する。感染した場合、Outlookのアドレス帳に登録されている全メールアドレスに自分自信を送信する。また、アダルト画像を含むWebサイトを開く症状もある。このウイルスはVBスクリプトで記述されており、アンチウイルスソフトのベンダーによっては、「VBS.HomePage」、「I-Worm.Homepage」などとも呼ばれている。
被害は世界的に広まっており、トレンドマイクロによれば、5月10日19時の時点で同社が感知した感染コンピュータ台数は世界で約4万台に及ぶという。
IPAでは、「homepage.html.vbs」という添付ファイルを実行(ダブルクリック)することなく削除するように呼びかけるとともに、ワクチンソフトの定義ファイルを最新版にすることを推奨している。
[関連リンク]
IPA「VBS/SSTウイルスの亜種[VBS/Homepage(仮称)]に関する警告」
トレンドマイクロのウイルス情報
シマンテックのウイルス情報
ネットワークアソシエイツのウイルス情報
[関連記事]
Linux-Winウイルスの誕生は悪い兆候
(@ITNews)
今年のお騒がせウイルスTOP10は?
(@ITNews)
過去最多を更新中、ウイルスが猛威をふるう
(@ITNews)
JPEGファイル添付の新ワームに各社が警告
(@ITNews)
ワイヤレスも要武装、「アンチウィルス対策を」
(@ITNews)
情報をお寄せください:
最新記事
|
|