NTT、IPv6対応のVPN構築技術
2001/6/5
日本電信電話(NTT)は6月1日、IPv6に対応したVPN(Virtual Private Network)の構築技術「DVPN(Dynamic Virtual Private Network)」(コードネーム)を発表した。DVPNは、エンド・ツー・エンド通信などセキュリティ面がIPv6で補強されてるメリットを生かし、かつ柔軟性のあるネットワーク構築の実現を目指す。通信時に第3者認証機関が動的にデジタル証明書の正当性を検証できる。
同技術を用いれば、LANを問わない特定端末間での仮想的ネットワーク(CUG;Closed Users Group)の構成が実現する。これにより、PtoPアプリケーションの共有に適したネットワークが構築できるという。また、端末で分散してアクセス制御/暗号処理を行うため、ゲートウェイを介さず直接の通信が行える。
同社では同日、マルチキャスト配信の制御機能「InfoPrism」(コードネーム)も発表した。こちらは、暗号化技術を用い、利用権限のあるユーザーに動画像などのコンテンツを配信できる機能。
いずれも同社の研究所であるNTT情報流通プラットフォーム研究所で開発されており、今後は商用サービスに対応できるよう改良を図って行く。また、6月6日から開催される「NetWorld+Interop 2001 Tokyo」にも参考出展することになっている。
[関連リンク]
NTTの発表資料
NTT情報流通プラットフォーム研究所
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